内容説明
本書では、「会計の存在理由、原理原則、個別論点」「決算書の構造、財務指標を使う経営分析」「財務会計と管理会計の違い、税金と会計の関係」などを取り上げ、事例やコラムも豊富に盛り込み、網羅的に、やさしく解説しました。
目次
第1章 会計は何のために存在するのか?
第2章 決算書の基本構造
第3章 根底に流れる会計の原則
第4章 財務会計の個別論点
第5章 経営分析のための財務指標
第6章 税務と会計は似て非なるもの
第7章 キャッシュ・フロー計算書から見えるもの
第8章 経営判断に必須の管理会計
著者等紹介
金子智朗[カネコトモアキ]
コンサルタント、公認会計士、税理士。1965年生まれ。東京大学工学部、同大学院修士課程修了。日本航空株式会社において情報システムの企画・開発に従事しながら公認会計士試験に合格後、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント(現PwCコンサルティング)等を経て独立。現在、ブライトワイズコンサルティング合同会社代表。会計とITの専門性を活かしたコンサルティングを中心に、企業研修や各種セミナーの講師も多数行っている。名古屋商科大学大学院ビジネススクールの教授も務める(ティーチング・アウォード多数回受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒロキです
10
会計についての入門書。数字と字面を追っていた日々から、ある程度会計が見えたきっかけを与えてくれた気がする。負債が明記されるもので純資産は残りバランスシートを均衡にするためのもので、曖昧なものとの考えは凄く参考になった。分かりやすいので、会計見る機会ある人は誰でもオススメ。2024/08/14
のり
10
初めて教科書のようなキッチリとした会計の本を読んだ。これまでは絵本のような砕けた表現で主に私に優しい本からレベルアップ。多分日商簿記3級くらいあれば容易に理解ができると思われる。まぁ私は持っていませんけども。どことなく知っているつもりだったけどもキャッシューフローに関しては散らばっていた情報がちゃんと引き出しに収めることができた気がする。2024/07/27
tonnura007
9
発生主義や原価主義、在庫を持つことの功罪、のれん、税金と会計の関係など、財務会計、管理会計、税務会計の基本から個別論点までを幅広く解説した本。 会計については全く知らず、企業のIR情報をなんとなく流し見するレベルであるが本書は非常によく理解できた。著者自身の考え方も交えながら書かれているので、ただ教科書的な事実を書き並べた本ではなく、講義を聞いているようで頭によく入ってきた。最後の方で出てきた限界利益についてはよく理解できなかったため再読は必要である。2024/01/20
ロデタ
7
会計に関してこれくらいは教養として知っておこうという本。自分みたいな超ビギナーでも読めるかなと思っていたけど後半はちょっと難しく感じてしまい流し読みになってしまった。良い本だと思います。2023/07/08
kamekichi29
6
財務諸表の意味することや会計の言葉の説明などわかりやすく説明されていて良かった。これまでなんとなく思っていたものが間違っていたというところも結構あって、なるほどと思いながら読み進めた。2024/03/02