街の中で見つかる「すごい石」―地質のプロが教える

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784534055071
  • NDC分類 524.22
  • Cコード C0044

出版社内容情報

名古屋市科学館・主任研究員が、都市部でも見つけられる石材を題材に、地球の営みを楽しく解説!

内容説明

ビルの外壁、石畳の歩道、デパートの階段、地下街の柱、公園のモニュメント、石垣…身近な石が気になってくる!「大理石」と「御影石」の違いって何?縞模様にはどんな意味があるの?学校では教えてくれない、石の愉しみ方。

目次

第1章 気になりませんか?あの場所にある石
第2章 石垣に注目するお城めぐりに行こう!
第3章 火山大国・日本の地域に根ざした石材をチェック
第4章 石灰岩に潜む化石を探そう!
第5章 大理石の模様はどのようにしてできたのか
第6章 大陸の歴史が記録されている御影石
第7章 さぁ、歩こう!おすすめ石めぐりエリア

著者等紹介

西本昌司[ニシモトショウジ]
名古屋市科学館主任学芸員。博士(理学、名古屋大学)。岩石学、地球科学、博物館教育。1966年広島県三原市生まれ。筑波大学第一学群自然学類卒。同大学院地球科学研究科博士課程中退(前期課程修了)。名古屋大学博物館研究協力者、愛知大学非常勤講師、NPO法人日本サイエンスサービス理事、その他各種委員を兼務。地球科学の振興に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

80
面白い。全国の建造物や城などに様々な石材が使われていることを知った。また今ではなかなか見ることのない石や化石の入った石が身近にあることも。普段通ったり働いている場所にある石も見てみたくなるかもしれない。石の紹介、石の産地、使われ方が解説されている。ただ石材の写真をもっと載せてほしかった。読んでいて感じたのは戦国時代から江戸時代にかけて造られた城の石を加工して運搬した技術今のような重機もないなかでどうやったのか考えるとすごいと思う。そのあたりももっと知りたくなった。おすすめです。2017/09/13

コットン

77
石についての色々が分かるkinkinさんのオススメ本。建物に使われる石の数々を普段歩いているビルやら城の石垣やらの種類の多い事!東京、大阪、京都、名古屋のマップ付き石の所在があるのが嬉しい~♪2017/11/21

ひろし

38
街のあちこちに世界各地産出の貴重な石が使われていることを知った。著者は見ただけで産地が分かるらしい。そのことにまず驚く。後半はそうした石がいつどこでどのように形作られたかが説明されている。海底に生息していた生物が何万年、何億年かけて堅い石に生まれ変わるなんて、石は地球が生きていることを実感できる身近なあかしなんだ。2017/10/27

マカロニ マカロン

12
個人の感想です:B。NHKの『ブラタモリ』でタモリさんが岩石の名前をぴたりと言い当てるのですごいと思っていた。この本では街中の建物の外壁や内壁で見かける様々な石の種類について写真を掲載し、名前と産地とその石の形成の時代を解説してくれるので、この本を持って街歩きすると楽しそうだ。私の会社の建物の外壁は「万成(まんなり)石」。銀座和光本店や神宮外苑の東食記念絵画館と一緒だということが分かった。岡山市北区万成地区で採取される石とのこと。そういえば日本橋三越の階段でアンモナイトの化石探しとか昔やったことがある。2019/07/09

てくてく

8
東京を中心とした(大阪と名古屋も紹介されてはいるが)著名建築物と石を紹介した本。やはり大阪城の鏡石はすごいのだなと思った。2019/06/26

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