出版社内容情報
本能的な欲求「Look at me(私を見て!)」を、臨床脳研究の第一人者が解説。「Look at me症候群」とは、「私を見て!」という欲求が病的に強くなった状態のこと。「私を見て!」は、すべての人の心にあり、親に愛されたいと思うことも、「私を見て!」という欲求のひとつ。本能的だからこそ自覚がしづらいが、その多くは現状を自覚し、向き合うことで改善される。本書は、誰もが陥る可能性がある「Look at me症候群」の正体と、対処法を解説。
内容説明
本書は、「私を見て」(=Look at me)という静かな欲求、切実なさみしさに光を与えることを目的としています。誰しもが何かしらのさみしさや孤独を抱えています。その感情とうまく付き合えず、心を痛めているなら、まずは「知ること」からはじめてみてください。心を痛める原因がわかるだけでも、痛みが和らぐはずです。そして、その感情と向き合うことで、「私を見て」という欲求をうまく手なづけていく方法がわかってくるはずです。
目次
はじめに 38年間の脳の研究で見えてきた、心を蝕むさみしさの原因とは?
第1章 なぜ、Look at me症候群になるのか(Look at me症候群は、脳が引き起こす「心の問題」)
第2章 さみしさの正体を知る(Look at me症候群のチェックリストと身近な例;Look at me症候群の分類 ほか)
第3章 Look at me症候群の頭のなか(「うちの子に限って」が現実化…優等生のA子;末っ子の深い憂鬱…明るく元気なB子 ほか)
第4章 さみしい心が落ち着く処方せん(薬は処方しない;心の痛みを和らげる ほか)
著者等紹介
柿木隆介[カキギリュウスケ]
1953年生まれ、福岡県福岡市出身。臨床脳研究の第一人者。自然科学研究機構生理学研究所・教授、順天堂大学医学部・客員教授、国立大学法人総合研究大学院大学・教授。日本神経学会専門医。九州大学医学部卒業後、神経難病の解明を目指し神経内科医となる。その後、より深い次元で人間の脳機能を研究するためロンドン大学医学部神経研究所などを経て、39歳より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっぺ
かなばる
右脳neo
ジュリ
久慈良
-
- 和書
- ぴ・よ・こ・と 〈3〉