コーポレート・ファイナンス 実務の教科書

松田 千恵子【著】

日本実業出版社（2016/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 237p／高さ 21cm
• 商品コード 9784534054500
• NDC分類 336.8
• Cコード C2034

出版社内容情報

投資理論や金融工学に使われる難しい数式は最低限にして、財務・経理担当者はもちろん、営業担当者、企画担当者が事業計画立案、投資判断、企業価値評価、Ｍ＆Ａなどを実行するために押さえておくべきコーポレート・ファイナンスの知識が身につく一冊です。

内容説明

なぜ資本コストが大切なのか？借入れと増資のどちらがトク？財務モデルの作成ポイントは？ＮＰＶとＩＲＲのどちらで判断する？子会社管理で欠けている視点は？ｅｔｃ．事業を進めるための必須知識を基本からわかりやすく解説！実務で直面する疑問が解決する一冊です。

目次

第１章　企業に求められるファイナンスの基本
第２章　実務に必要な要素は３つだけである
第３章　事業計画づくりに必要なファイナンスの知識
第４章　実際にどのような資金調達がなされているのか
第５章　投資をするのに必要なファイナンスの知識を身につけよう
第６章　グループ経営にこそファイナンスの知識が必要である

著者等紹介

松田千恵子［マツダチエコ］
首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻教授。首都大学東京都市教養学部経営学系教授。株式会社日本長期信用銀行にて国際審査、海外営業等を担当後、ムーディーズジャパン株式会社格付けアナリストを経て、株式会社コーポレイトディレクション、ブーズ・アンド・カンパニー（旧ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン）株式会社にてパートナーを務める。２００６年にマトリックス株式会社を設立。企業経営と資本市場にかかわる実務、研究および教育に注力している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Great Eagle]

初歩的な内容との事で復習を兼ねて読みましたが、広範な内容で頭の整理になるとともに、実務的に役に立つ事項も結構ありました。良い本だと思います。

2020/01/25

[RITZ]

ファイナンスの中でもコーポレートファイナンスに特化した1冊。 1冊目に読むと少しキツイかもしれないが、すこしファイナンスを齧って実践に活かしたい人には役立ちそう。

2021/04/23

[sho]

コーポレートファイナンスというよりは、コーポレート部門の担当者のための経営スキル全般の入門書という感じの内容で、経営戦略、資金調達、投資理論、ガバナンス、グループ経営といった各分野の内容が概観されていた。同じ著者の書籍である「グループ経営入門」と重複する記載も多かったが、相変わらず平易で読みやすい語り口なのが良い点だったのと、グループ経営に関する著者の考え方は昨今のグループガバナンス重視の流れの中では、特に重要だと改めて感じた。

2020/10/21

[buchi621]

フロントの営業の仕事をしているとなかなか縁のない話ですが、会社の全体最適を考えたら少なからず必要な知識。仮想通貨の話の方がわくわくするけど現実通過の仕組み、知識も大事。大学の先生とか経営コンサルタントとかインテリたちの職を守るためにわざと複雑な仕組みを作ってるのでは疑うのは私がひねくれてるのか...日本の企業もROEをKPIにして実際に世界水準に近づきつつある今日この頃、これもアメリカの価値観のおしつけな気がしてならない。本質的な意味の理解に至っていないのでもう少し勉強が必要。

2018/03/14

[masa]

「教科書」と銘打つだけあって、基礎から応用レベルまで幅広く網羅。実例紹介よりも解説重視になっているので関連本での学習も必要。実践的という意味では役に立つレベル感。この本を手元に置いたうえで、各分野についてもう少し細かく学んでいきたい。

2017/04/14