出版社内容情報
孔子や老子、韓非子、孫子などの「諸子百家」を人物・キーワード・名言を通してやさしく解説。
熊谷充晃[クマガイミツアキ]
内容説明
人物や著作にまつわる解説。名言・名句を通してスッキリ理解!!東洋思想をいろどる「諸子百家」の代表的な人物とその考えを、日常やビジネスシーンに使える視点で、わかりやすく説明!
目次
イントロダクション 東洋思想の“源流”が生み出された背景―「諸子百家」と春秋戦国時代
1時間目 孔子に学ぶ「論語」の教え
2時間目 孟子に学ぶ「性善説」の教え
3時間目 荀子に学ぶ「性悪説」の教え
4時間目 老子に学ぶ「道教」の教え
5時間目 荘子が示したもうひとつの「道教」
6時間目 韓非子に学ぶ「法家」の教え
7時間目 孫子に学ぶ「兵法」の教え
8時間目 受け継がれた「兵法」―呉子と尉繚子
著者等紹介
熊谷充晃[クマガイミツアキ]
神奈川県出身。著述家、歴史探究家。フリーランスとして編集製作会社専属ライター、週刊誌専属編集記者などを経て2005年に独立。以後は書籍やウェブなど各種媒体で活動中。資料・史料を収集・分析・再構成する手法をメインに、執筆キャリアは通算20年超。現在は歴史にまつわる書籍を中心に執筆している。複数のペンネームで自著は30冊を数え、ほか共著ムック多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
17
田口佳史の東洋思想本をキッカケとして、東洋思想を包括的に全体の印象を得たく手に取った。それには相応しい本だと思う。孔子、孟子、荀子の儒家。老子、荘子の道家。韓非子の法家。孫子、呉子、尉繚子の兵家、武経七書などが紹介されてる。墨子は紹介されておらず。入門編です。東洋思想とは言うけど、支那思想と呼んでもいいのでは・・・2019/12/26
りょうみや
12
当時の時代背景、歴史の流れとセットで孔子、孫氏などの東洋思想を説明してくれるので分かりやすかった。著者による現代の例を用いた置き換えも、なかなか的を得ているように思える。いずれも2000年以上前の考え方であるが、現代でも十分通用しているのも頷ける。人間関係、社会の成り立ち、戦いなどの根本はある程度の文明社会なら当時から今まで普遍ということなのだろう。2016/12/23
あっきー
8
✴3 自分がこの本の題名を付けるとしたら「古代中国の思想が1週間でざっと分かる本」だ、思想の時代背景なども分かりやすくなっていて自分の断片的な知識を整理するのに役立った、兵法の説明が面白かったので次は孫子、呉子、六韜あたりをやってみたい2017/10/20
小川恭平
2
挿し絵が変だけど、内容は分かりやすい。さらっとしてるので、詳しくはそれぞれの思想の書籍を読むきっかけになる2022/02/27
aran
2
落合さんに影響を受けて東洋の考え方を知りたくなって読み始めた。(就活や今後の人生において軸を見つけたかった。) 紀元前で現代に通じ、応用できるような考え方がたくさんあって驚いた。(相手や社会のために)自分で考えること・恕が大事であると一貫して思った。そして心を清く保って友達を増やしながら生きていこうと思う。 ・為さざるなり、能はざるに非ざるなり2019/04/30