出版社内容情報
27万部ベストセラー『文章力の基本』を「最も大事な33のルール」に絞り込み、読みやすくしたエッセンシャル版。「短く言い切る」「語順に気を配る」など読み手のことを考えた文章の書き方を、「例文 → 改善案」と比較しながらやさしく解説します。
内容説明
この33の「基本の基本」を押さえれば、明日から、とても楽に文章が書けるようになります。書くのが好きな人は、もっと好きになれます。
目次
第1章 文の基本形を作る
第2章 簡潔に書く
第3章 分かりやすく書く
第4章 的確に書く
第5章 共感を得る
第6章 話し言葉の影響を避ける
著者等紹介
阿部紘久[アベヒロヒサ]
東京大学卒。帝人(株)で、宣伝企画、国際事業企画、開発企画、経営計画に携わった。その間に、タイ、韓国、イタリアの合弁会社に10年間勤務。その後、日本にある米国系企業のCEOを務めた。2005年から10年間昭和女子大学ライティング・サポートセンターで指導。いくつかの企業でも指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
makoto018
8
いちばん響いた言葉は「リアルに淡々と」「事実に語らせる」。直接的な言葉で感情を書いた文章は、独りよがりでつまらない。ところが、五感に響くことを意識し、シンプルな文章を積み重ねると、他人の共感を得られる。手垢のついた常套句や凝った表現をを使わない、などは自分もやってしまいがち。今回、本書を再読して気付いたが、若者にヒット中の新書「好きを言語化する技術(三宅香帆)」でも同様の記載がある(一般論より自分の言葉、感情の細分化、具体例の積み重ね。)。今の若手社会人にも通じる考え方だから長く読み継がれているのだろう。2025/01/12
Tomoki Endo
7
自分の文章にどれほど無駄が多いかがわかる一冊。ビジネスの場面で、読み手が味方になる文章を心がけたい。2018/07/29
のん
7
詳しく書かれて例文も用いられていたので、まるで教科書ですね。ですから、ただ読むだけでは少しも頭に入ってこないと思います。それでも、分かりやすかったです。2017/12/27
あべし
3
文章で大切なのは、書き手のイメージを正しく伝えること。 かつて私は比喩を多用し、「夕焼け空は燃え盛る炎のよう」と事実から飛躍した表現をしていた。その方が「文章を書ける人」だと思っていたのだ。 今では恥ずかしく、当時の文章はさぞ「大げさだ」と思われただろう。本を読み、文章を見直す良い機会となった。 学級通信等、文章を書く機会は多い。「運動会の結果を正確に伝える」のように、事実と読み手の認識を一致させる視点を持って書いていきたい。2025/03/08
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs
3
文章が上手になりたくて手に取りました。 わかりやすい例文をとりあげ、優しく丁寧に改善案を解説してくれます。文章力を高めるには、言葉に対する感度をあげて、読み手の立場で作文をしていく。そういう当たり前のことをきちんと積み上げていくいくことかな、と、感じましまた。自分の作文が雑に感じたら、また読み返そうと思います。