出版社内容情報
灘・開成・桜蔭・筑駒…。名門中学の入試問題を解けば“数学のイメージ”がつかめる!
内容説明
算数オリンピック決勝に2回出場した灘中、灘高、東大卒の気鋭の塾講師が目から鱗が落ちる「算数の考え方・解き方」を伝授。
目次
第1章 「考える力」よりも大事な「やってみる力」
第2章 知恵で解くか、方程式で解くか?
第3章 未来を切り拓く道具としての関数・数列
第4章 分数・小数で“数の世界”を拡げる
第5章 偉大な数学者たちを魅了してきた整数
第6章 図形の問題とその向こうに見える“数学の原型”
第7章 物の数を正確に数える工夫
+α “算数”の向こうにつながる“数学”の世界
著者等紹介
小田敏弘[オダトシヒロ]
数理学習研究所所長。灘中学・高等学校、東京大学教育学部総合教育科学科卒。小学校時代は“算数のできる人”として過ごし、算数オリンピックにも2大会連続で決勝大会に進出。灘中時代も、広中杯全国中学生数学大会で決勝大会6位入賞などの結果を残す。高校進学後は教育問題に関心を持ち、東京大学教育学部に進学。大学卒業後は、「学校についていくため」「受験のため」「楽しむため」などといった表面的には多様な算数・数学学習ニーズにも、掘り下げれば根本には同じ形をした“本質的な数理学習”があるはず、という考えのもと、数理学習研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
29
娘が小学生になったとき、学童にドリルを持っていく必要があり、塾講師である友人が「ハイレベ」というドリルを勧めてくれました。これがすごく難しく、大人もよ~く文章を読んで取り組まないとわかりません。でも、算数なんです。そのことを思い出してこの本を手に取ってみましたが、この本はどちらかというと数学を勉強している人に「小学生のあれ、応用してみて」とまた違った角度を思い起こさせてくれる感じ。説明よりももっと問題を解きたい…ならやっぱドリルかな。読み友さんから。2021/02/22
かおりんご
26
読み友さんの感想から。はっきり言って難しい!算数を教えていても、頭を捻る問題が多数。解説がメインな感じかな?ひとつだけわかったのは、難しいからと手を出さずに問題を眺めているのはダメ!とりあえず何か数字を代入してみるってこと。とにかくやってみよう。2021/01/30
spatz
9
かなりおもしろかった! と13歳男子。数学大好き。次の目標は数検2級。
kouki_0524
6
難関中学の先生方はよくもまあ毎年毎年こんな凝った問題をつくるものだと感心する。算数とはいっても内容は高等な数学でも使用する考え方のものもある。意外なのは、ひとまず手を動かしてみるというものが多いこと。これは大学の数学研究などで、解があるかどうかわからない題材に対してアプローチする場合と同じで、そういうことのできる人材を育成しようとしているのかもしれない。でもこんな難しい問題を突破した子供たちがたくさんいるはずなのに、いったいどこに行ってしまうのだろうか?結局平凡な人になってしまっているのだろうか。2017/01/27
かやは
5
この問題、解けません!解説の意味はふむふむと理解できるんだけど、途中の式で「〜だからこうなります」と言われるのがなんで?となる。小学生の頃から算数につまずいていたことがよくわかった。もっと基礎から勉強し直します。2024/10/04