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内容説明
実に、およそ7割が失敗するというシステム開発プロジェクト。その最悪の結末である「IT訴訟」の事例を参考に、トラブルの予防策と対処法が学べる1冊です。“IT訴訟専門弁護士・塔子”がトラブルを解説するストーリー!
目次
1 要件定義(「言った・言わない」と「やる・やらない」)
2 プロジェクト計画と管理(線表だけが、管理じゃない!)
3 設計(ベンダとユーザが協力すべし)
4 プログラミング(動けばいいってもんじゃない)
5 テスト(テストの対象、わかってる?)
6 契約と仕事の完成(約束したのは何だっけ?)
著者等紹介
細川義洋[ホソカワヨシヒロ]
東京地方裁判所民事調停委員(IT事件担当)兼IT専門委員、東京高等裁判所IT専門委員。1964年神奈川県生まれ。立教大学経済学部卒業。NECソフト株式会社にて金融業向け情報システムおよびネットワークシステムの開発・運用に従事した後、2005年より2012年まで日本アイ・ビー・エム株式会社にてシステム開発・運用の品質向上を中心に、多くのITベンダおよびITユーザ企業に対するプロセス改善コンサルティング業務を行なう。2007年、IT事件担当の民事調停委員に推薦され着任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
95
最近の若い人向けに書かれているような気がします。対談調でわかりやすく書かれています。情報も結構詰まっていますが、私は基本的にはユーザー側がしっかりしているシステム開発は成功すると思います。ベンダーにお任せのシステム開発は押しなべて成功していません。東証などはいい例です。RFPも自分たちで書いて(大体ベンダーに任せています)、きちんとコントロールしたのでうまくいったと聞いています。最近ある銀行のシステム開発で要件定義をしっかりしないで、2年ほど延期になったということも聞いています。2017/09/17
えちぜんや よーた
85
野球で言えば「ポテンヒット」的な話が多かったような気がする。システム開発も、「声かけなくても誰かが捕るやろ」と思ったところに、球が落ちる。それがもめごとのタネになっているという感じ。2014/05/13
mazda
28
タイトルの通りですね。システム開発って、細かいことを伝えたつもりでも、非要件定義が定かでない場合が多いので、実際に使おうと思うと全くダメ、ということになりかねません。ユーザにとっては機能もそうですが、使っていてサクサク動くとか、安定して動くということが大事だったりするので、ここは絶対に無視できないところでしょう。と、わかっていても、実際に設計の段階になると人手と時間が足りなくて思ったようには行かないのが世の常ですが…。2014/09/27
林 一歩
19
自分に何が出来るのか、会社員なら考えて当然。逆に考えない人材なら、お互いにメリットがないので早々に退場すべき。残念だが、今はそんな時代ですわ。2014/06/11
Miyako Hongo
16
Amazonで見つけてミもフタもないタイトルが印象に残ってたんで本屋で衝動買い。ビジネス書読んでると眠くなるけどこれは一話4P。マンガ的な手法で書かれてるから鬱にならずに読める。トレーザビリティマトリクスとWBSの進捗管理が便利そうだけど手間かかるだろうなぁ。 理想論であることは本書自ら述べてる。現実は顧客とベンダーが協力しなきゃモノは動かない、って事を頼むから理解してくれお願いします(魂の叫び)レベル。結局最後は人の関係。最初から信用されなきゃモメないってあたり、心が寒いけど現実的な解なんだよな。2014/05/15
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