内容説明
自分なりの答えを出すこと、想定外の事態で新たなシナリオを見つけ出すこと、意見に説得力を持たせること、いずれも「きちんと考える」ことができなければ、うまくはいきません。ハーバード大学の提唱するメソッドやクリティカル・シンキングをもとに、著者の実体験を踏まえ、ビジネスで使える「考え抜く力」を伝授します。
目次
1 「自分の意見」の作り方―なぜ、私たちは「想定外」に弱いのか
2 理解を深める―「事実らしきもの」を前に考えをとめない
3 視点を増やして発想を広げる
4 未来のシナリオで現実的な選択肢を手に入れる
5 上手に「意見を交換する」ために欧米人が持っているルール
Last Lesson 「?」に気づくことが「考え」のはじまり
著者等紹介
狩野みき[カノミキ]
慶應義塾大学、聖心女子大学、ビジネス・ブレークスルー大学講師。グローバル水準の考える力・プレゼン力・作文力を指導するスクール、Wonderful Kids主宰。子どもの考える力教育推進委員会、代表。20年にわたって、大学等で「考える力」と英語を教える。慶應義塾大学法学部卒、慶應義塾大学大学院博士課程修了(英文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
350
よい本。欧米人の習慣をベースに出羽の守的な立場から物をいう人は多いが、著者の場合はそうした短絡的な、しかも脅しベースの言い方ではなく、本の内容から「日本人に自分の意見を持ってもらい、表現して欲しい」という真摯な姿勢がうかがえる。内容はスッキリとまとまっていて、文章も非常にわかりやすい。地味~な本ではあるものの、「論理的思考能力」「視野を広く持つ力」「議論する力」などが理路整然とした構成により説明されているので、比較的受け入れやすくなっているのかもしれない。2016/06/16
いずむ
26
ボクにとって"自分で考える"とは、本書にある"責任を持つ"に意味が近いと思う。自分なりの定義では「たとえ1万人中9999人が自分と違う意見でも、今の立場を貫ける説明を持ち、その根拠について言い訳しないコト」。ボクにとって大切なのは、自分の信条や感覚に対して真に正直であるコトで、みんなに共感できる、して貰えるコトではない。「どうして?」と掘り下げる、「それは違う」と否定してみる、考え"抜く"。「個性だ自由だ」と"意見"を主張しながら、誰かの発言でやたらと右往左往の日本人。ボクは、それは"思考停止"だと思う。2013/08/24
yamaaki
16
★★★☆☆著者の言いたい事は分かる。論理的思考が出来ている人にとっては方法論が書かれていて参考にできると思う。簡単そうに書いてあるが、結構良いところをついていると思うがどうですかね。意見が分かれそう。2016/11/08
よし蔵
16
もっと早く読んでいたかった。こういう勉強ちゃんとしたかったので、今からでも訓練していこうと思う。ただ本にもあるように、日本で日本人が意見を言っても受け入れられない状況が多いとは思う。それでも、しっかり自分の意見を持って、人に伝えられる人になりたいと思う。繰り返し読んで実践してしていきます。2015/03/27
ルル
15
すぐに実践できるエクササイズつきなので、すぐに生活に取り入れられます^^2015/06/10