内容説明
日本列島の上で同じ時代にそれぞれ違う地域で戦国の大名は生き残りをかけて戦っていた!550もの地図上の解説でほぼ同じ頃にどこでどんなことが起きていたのか。戦国時代の動きがリアルに見えてくる決定版。
目次
第1部 群雄割拠の時代―応仁の乱~厳島合戦1467~1555年(応仁の乱―戦乱の幕開け;堀越公方追放―北条早雲登場と下剋上の時代;細川政元暗殺―室町幕府の迷走と無力化;相模制覇―戦国大名北条氏の台頭;土岐氏追放―美濃争乱と下剋上の常態化 ほか)
第2部 天下人の出現―川中島合戦~大坂夏の陣1556~1615年(川中島合戦―抗争を続ける覇者たち;信長上洛―天下布武への第一歩;三方ヶ原合戦―信玄上洛の期待と失望;長篠合戦―反織田包囲網の解体;耳川合戦―島津氏九州制覇への試金石 ほか)
著者等紹介
外川淳[トガワジュン]
1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て、現在、歴史アナリスト。徹底した史料の調査と、史跡の現地検証によって歴史の真実を再構築しながら、わかりやすく解き明かす手法により、歴史ファンの支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
16
応仁の乱から大坂の陣まで10年毎の勢力変遷を表した地図と解説が書かれている。戦国期前半は北条早雲の活躍位しか有名では無いが全国各地で抗争が頻発しているのが分かって、面白く読めた。2017/02/08
北鹿
6
応仁の乱から大坂夏の陣までの日本国内の勢力の変遷を、細かく色分けした素晴らしい地図帳です。大きな視点から国ごとの細かい勢力争い、小さな抗争の積み重ね、中央と地方の連動した動きなど細かく知る事が出来ます。歴史小説好きには一家に一冊レベル(笑)2012/12/26
陸
2
図書館。勢力図の推移が分かり易かった。一所をずっと守っている小さい勢力が消えた時はちょっと切ない。伊達領はあまり大きく無いのね。2013/07/20
ぼちぼちら
1
資料としておもしろい2020/08/16
長重
1
見開き地図のため、近江や山城、大和が見辛いのが難点、地図ごとに入る著者の状況説明は読んでいて面白く無かった。時系列順に出来事を書いてくれるのは有り難いが、どうも年表のようなものは苦手で頭に入ってこなかった。地図ごとに変わっていく勢力図を見るのは解りやすくて面白かったとは思う。2014/08/02