出版社内容情報
【著者紹介】
1974年生まれ。千葉市出身。歴史研究者。文学博士。現在、立正大学非常勤講師、東京都公文書館非常勤専門職員ほか。江戸時代史専攻。研究テーマは、都市江戸・江戸近郊地域の民衆史。首都圏各地で古文書講座や歴史講座の講師も勤め、江戸文化歴史検定の関連講座にも携わる。東京都在住。実弟はプロ囲碁棋士高尾紳路。
内容説明
歴史の裏事情がみえる!通説を覆す真実が発見できる!織田信長、坂本龍馬…肉筆の手紙から読み解く知られざる性格庶民の証文からわかる当時の暮らし。はじめての人でも奥深さを楽しめる入門書。
目次
序章 古文書を読むまえに
第1章 古文書からのメッセージ―歴史を物語る、本物の古文書
第2章 古文書の基礎知識
第3章 くずし字を読み解く
第4章 古文書の読み方
第5章 リアルな古文書を読んでみよう
第6章 古文書の楽しみ方
著者等紹介
高尾善希[タカオヨシキ]
1974年生まれ。千葉県出身。歴史研究者。博士(文学)。現在、立正大学非常勤講師、東京都公文書館専務的非常勤職員ほか。江戸時代史専攻。研究テーマは、江戸・江戸近郊地域の民衆史。首都圏各地で古文書講座や歴史講座の講師も務め、江戸文化歴史検定の関連講座にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうゆうpanda
30
これを読むだけでは、全然読めるようにならなかったが、お薦めの字典の情報や心構えは分かった。古文書読めるようになったら楽しいかも。三年くらいしっかり勉強すればいけるかもと書いてあった。少し興味が沸いた。2020/03/25
ぽけっとももんが
9
ずいぶん前に、なぜか「読みたい本」に登録していたこの本。きっかけはまったく思い出せないのだけれど。その本を図書館の返却棚で見つけたのは運命か。この本を読んでも古文書が読めるようにはならない。でも、ミミズののたくったような、と表現されるくずし字が、誰かが何かを伝えるために書いた、身近なものだと知ったことは嬉しい。そういえば父は書道が趣味なのだけど、さっぱりわからない掛軸をさらっと読んで「きまりがあるから難しくはない」と言っていた。そういうアプローチもあるなあ。2016/11/06
gorgeanalogue
8
現象学本に疲れた合間に。語り口はやさしいが、構成がよく考えられていて、単なる読解テクニックに堕すこともなく、視野が広くておもしろかった。2020/05/30
aki
7
くずし字を読めるようになりたいなーと漠然と思ったので借りてみた。くずし字の入門書を読む前の基礎知識をつけるための本、というかんじ。途中に出てくる、6歳の子供が父親にあてて書いた遺書はかろうじて読むことができたけど、読めたこと以上に、遺書の内容に感心した。昔の子供は、今の人たちよりも親を大切に思う気持ちが強かったのかなーと。2014/10/06
きくち
6
タイトル通り、この手の専門書の中でもかなり初心者向け。いきなり難しいことを言わず、現代人である我々も、くずし字古文書の時代と地続きだから工夫と努力次第で読めますよ、というスタンスで説明してくれる。おすすめ辞書まで載っている。2018/05/17




