内容説明
ゆったりと、のんびりと、楽しく生きるための人生の羅針盤…仏教が教える本当の「自由」とは?仏教学者ひろさちやが“実践する”般若心経を道案内。
目次
プロローグ 大いなる自由を求めて
第1章 なぜ般若心経を読むのか
第2章 「般若波羅蜜多」=真実の智慧の世界
第3章 あるがままに見る―菩薩の教え
第4章 自由をめざす大乗の哲学
第5章 「縁起」と「空」の思想
第6章 「空」のわかり方
第7章 仏教の教える四つの真理
第8章 実践としての「般若波羅蜜多」
第9章 彼岸に往ける者よ…
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年大阪生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院博士課程修了。85年まで気象大学校教授。教壇で哲学を講ずる傍ら、旺盛な執筆・講演活動で仏教を中心とした宗教問題の啓蒙家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いか
2
般若心経は前半で「この世は全て空である。それを知れば(頭で理解するだけでなく、体得する必要がある)一切の苦はなくなる」という真理を説き、後半はその実践方法「波羅蜜=布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧を実践すれば、その境地に達せられる」を教えている。高校の倫社で習ったはずだが、全く頭に残っていなかった。ひろさちやさんの解説は、文章のそこかしこにやや回りくどい前置きがあるのが気になったが、一般人にもわかりやすく、般若心経の内容が大体理解できた気がする。2011/04/16
きよと
1
般若心経の意味とは?の疑問が、すっきりと出来た、一冊でした。「空」の境地には、ほど遠いし、境地に達することの出来る人とは、やはり心が広く、また穏やかじゃないと、無理な気がする。心をみがき、清らかな心を育てあげる、禅僧やお坊さんたちが修行することの大切さも、分かった。2016/01/06
ショウジ
1
般若心経は毎日朝晩と読経していたのですが、いったい何が書いてあるのかわからずにいました。そこで、少しでも般若心経に近づくために本書に接することにしました。般若心経の教えは「この世は皆空」といったことなのでしょうか?空の境地を腹の底から理解できるには、まだ時間がかかりそうです。少しでも近づくために2012年は六波羅蜜を心がけていきたいと感じました。2012/01/03
木下 具美
1
初めて般若心経に触れました。が、ちゃんと理解できてません。「空」の境地は遠いですね。良く聞く言葉や一節の意味を知れて良かったです。2011/10/01