内容説明
社会の現実は社会学の中にはなく、社会の現実の中にこそ社会学はある。古典的学説から近年の議論に至るまで、10のテーマの中から100のキーワードをピックアップし、わかりやすく解説。
目次
第1章 個人と集団―人は一人では生きていけない
第2章 家族と教育―教育は誰のためにあるのか
第3章 労働と消費―働くことは消費することである
第4章 都市と犯罪―都市は実験室である
第5章 政治と権力―政治とは日々の振る舞いである
第6章 宗教と文化―前提なしでは生きられない
第7章 歴史と近代―現代とはいかなる時代か
第8章 グローバリゼーションと国家―世界は生き残れるか
第9章 理論とモデル1―日常的な行為が可能にするもの
第10章 理論とモデル2―日常的な行為を可能にするもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
35
本当にわかる〇〇という題名の親しみやすさに反し帯文は宮台真司と宮崎哲弥という。。。この2人が褒めれば間違いなかなと思い購入したが。。。案の定間違いはありませんでしたw非常に分かりやすく一つのテーマが見開き1ページに収められており、息切れすることなく最後まで楽しく読むことが出来ました♪2016/01/07
アナクマ
30
本当にわかったかどうかは分からない(たぶんダメ)。自由と権力について参考にと第5章_政治と権力。支配の3類型(伝統的、合法的、カリスマ的)。組織はピラミッド状の官僚制となる(功罪ある)。自由は重荷・不安でもある。権力は入れ替え可能な存在である(固定化された支配状態とは違う)。ヒトは内面にも権力/規律をもち、自らを律する。よりよく〈生かす〉権力もある。議題を決定する権力もある(マスメディアなど)。新しい社会運動は私たちの生活様式の再考を促すものである。ムフの闘技的民主主義(⇄討議的)は気にしておきたい。2025/10/31
ステビア
23
1キーワード1見開きで100個まとめているのだが、あまりにも表面的で不満が残る。「フシギなくらい見えてくる」も「本当にわかる」も嘘だと思う。むしろもっとわかんなくなるだろ笑/著者は全員宮台がらみの人たちらしい。それが売れている理由だろうか。2022/12/23
hakootoko
21
やる気のない中高生はこのシリーズ読んだほうがいい。タルコット・パーソンズとかロジェ・カイヨワとかミシェル・フーコーとか言いたい名前が社会学者には多い。すごく言いたい。バンデンハークレベルで言いたい。社会学はいろんな学問を使って社会を分析するので、いろんな学問に飛んでいける。集中力ないので、面白かったです。言いたい名前も多いし。あと、パノプティコンも言いたい。2015/10/21
里馬
14
社会学のゼミナールに参加するまで社会学なんて存在すら知りませんでした。先生のガイダンスを聞いた時ですら、イマイチ魅力が伝わって来ませんでした。社会学は何よりも、自分達で研究し始めてから、ようやく面白味が出て来るし、壁に囲まれて生活しているのだと気付く、変な学問です。政治学、民俗学、メディア論などなど。2010/07/07




