出版社内容情報
おいしい辛さとまずい辛さ、鮮やかな赤と深みのある赤……、ヒトはこの違いをどのように感じているのか? 消費分析の第一人者が「脳が受ける物理的刺激と感情の表れ」を探求する最先端のマーケティング論。これからの商品開発に欠かせないヒントを明かす。
内容説明
世にあるれるモノの中で、ヒットする一部の商品と、埋もれる多くの商品―その違いは商品が持つ質感・状態にある。ヒトがその質感を感じとるしくみからそれにより消費行動を起こすまでの脳と心を分析する。ヒトは、美しい・さわやか・鮮やか・おいしい、心地よい…といった質感=クオリア(Qualia:脳科学用語)をどのように感じとるのか?商品をヒットさせるために不可欠な「クオリア」の意味と、これを商品開発に活かす手法について、消費分析の第一人者が明かす。
目次
第1章 つい、買ってしまう心とは何か―心と脳のしくみからクオリアを明らかにする(商品の魅力を生みだすものは?;私たちはモノの質感をどう感じとっているか;共通のクオリアが「使場」を生む ほか)
第2章 ヒトがその商品を選ぶ理由―あのヒット商品のクオリアを分析する(ヒット商品を分析する新しい観点;味とおいしさをヒトはどう感じるのか;きれいな映像、いい音とは何か ほか)
第3章 消費する心の科学とマーケティング―クオリアを生む商品開発(消費欲求はどこから生まれてくるか;人間の生活行動から考える;クオリアが気分・感情を呼び起こす ほか)
著者等紹介
平林千春[ヒラバヤシチハル]
1947年、長野県生まれ。法政大学社会学部中退。雑誌編集長、フリージャーナリストを経て、78年、(株)コミュニケーションシステム研究所を設立。マーケティング、商品開発、ブランドマネジメント、都市開発などのプロジェクトのコーディネートを中心に活動。日本ビジネス作家協会理事長、ソーシャル・マーケティング推進協議会副代表、マーケティング人類学研究会主宰
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彩良
ケルトリ