• ポイントキャンペーン

若者のリアル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784534035615
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

頑張らない、働かない今どきの若者たち。彼らはなぜ、ダメになっていったのか。30年にわたる若者の変遷をたどりながら、その時代背景的必然を明らかにし、ポストモダニズム期の社会のあり方を探る。気鋭のソシオエコノミストが3年ぶりに書き下ろす新若者論。

内容説明

なぜ、勤勉さを嫌悪するのか仲間うちで激賞し合うのはなぜか根拠なき自信とプライドは、どこから生まれるのか。亡国の世代かネオ=ルネサンスの旗手か。

目次

1章 若者考現学―若者のリアル(若者たちのある断章;ラクが一番、イマが大切 ほか)
2章 若者の系譜―若者の必然と時代変遷(六つの世代;喪失の系譜)
3章 若者のリアルと社会の現実(対峙しない若者たち;彼らは何を失ったのか ほか)
4章 再生構想―遊びと自由の時代へ(相場観のアジャスト;ポストモダニズムの旗手へ)

著者等紹介

波頭亮[ハトウリョウ]
経営コンサルタント、経済評論家。1957年生まれ。東京大学経済学部経済学科および経営学科卒業。1982年マッキンゼー&Co.入社後、1988年、(株)XEEDを設立し独立。幅広い分野の一流企業に対し、高付加価値型のサービスを提供する経営コンサルタントとして活動中。また、社会・経済の様々な問題を多角的・構造的に解析し、斬新なビジョンを提起する気鋭のソシオ・エコノミストとしても、執筆活動やTV出演等で活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遠山太郎

1
1)03年作。IWGP放送の3年後。イマとラクでは社会システムがもたない、というのは明快だ。だが主張は肯定するものでない。エビデンスがはっきりしないし。ここでは新人類以降が社会性喪失、特にバブル世代以降が能力・希望喪失とされ批判される。(87年土地と株式のキャピタルゲインがGDPの1.4倍だった、というのは今では想定もできないのだけどさ)。若者から亡国と言っても、03年で700兆円の公的負債らしいしな。◇4章に再生構想が書かれている。メリトクラシーとノブレス・オブリージュだ。私見では後者が軽い扱いだったこ2013/09/25

mottainai

1
来年から社会人になるが、このタイミングで出会えて本当に良かったと思える名著。いわゆる「ゆとり世代」の我々が奮起しなければ、日本は間違いなく沈んでしまう。著者は、時代の転換点に「革新者」と「逸脱者」という2種類の人間が登場すると述べている。「革新者」とは、古い社会基盤を破壊して、新たな規範を創造する者を指す。一方「逸脱者」とは、従来の社会システムが持っていた強制力が弛んだスキに乗じて放縦に振る舞うだけで、新しい価値観や規範を生み出さない者を指す。自分は前者でありたいし、そうなるための努力も惜しまない。2012/05/04

ゆうひん

0
若者の世代の変遷の箇所だけ面白かった。他は著者の主張が押し付けがましいだけ。2018/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14688
  • ご注意事項