有機ELのすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 250,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784534035417
  • NDC分類 549
  • Cコード C0054

出版社内容情報

液晶を継ぐ次世代フラットディスプレイ=有機ELとはどういうものか、どのようなしくみで光り、どうつくるのか、そこに関わる産業・企業にはどのようなものがあり、日本の市場でどう戦えばよいのか――そのすべてを有機ELの第一人者が熱く語る。

内容説明

初めて、有機ELディスプレイを目にした人は、一度目は正面から見て、あまりの美しさに「オッ」と驚き、次に斜めから横に回り、あまりの薄さに再度、「オッ」と驚く…。有機ELの凄さは「ディスプレイ革命」に留まらない。「面光源」というまったく新しい照明の世界を生み出し、紙のように薄くてクルクル巻ける「電子ペーパー」をも誕生させる。有機ELとはいったい何か、どんな世界を切り開こうとしているのか―。光るしくみから工場での生産システム、材料開発の方法、日韓台の各企業の動向、日本の取るべき方策に至るまでのすべてを、有機ELの第一人者・城戸淳二が総力を傾けて解説する。

目次

序章 有機ELがやってくる
1章 有機ELのしくみ
2章 素子の製造から封止保護まで
3章 ディスプレイ技術と市場
4章 照明が変わる、電子ペーパーが生まれる
5章 材料しだいで変わる有機EL
6章 解決すべき課題は何か
7章 日本が有機ELで勝つために
エピローグ 新しい勝ちパターンを経験しよう

著者等紹介

城戸淳二[キドジュンジ]
1959年2月11日生まれ(エジソンの誕生日)。1984年早稲田大学理工学部応用化学科卒(高分子化学)、Polytechnic University修士、博士PhD。山形大学工学部教授。2002年10月から始まった有機EL国家プロジェクトの座長(経済産業省プロジェクト「高効率有機デバイスの開発」研究総括責任者)で、有機ELの世界的権威。「日本のエジソン」とも呼ばれる。主な研究テーマは電子・光機能性有機材料の創製と応用。有機EL材料、素子、ディスプレイの研究。2002年、高分子学会学会賞、同年、Society for Information Display、Special Recognition Award受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tyu

0
液晶技術の高度化、4Kテレビが出てきた現在において有機ELの意義は薄れてきたのかもしれない。事実、企業としても撤退するメーカーが多く、縮小傾向にある。 しかし、本書にはそういった点に危機感を持ちながら、技術に惚れ、世界を変えようと取り組んできた一人の男の想いが記されている。2003年当時に懸念していた問題は現実となったようだが、完全につぶれるまでは、これからも研究に取り組んで頂きたい。2014/08/09

legartochre

0
昔の本だから現状に合わない点はあるけれど参考にはなる2011/11/23

すぎえ

0
液晶、プラズマ、FEDといったほかのディスプレイとも比較できて非常にためになった。韓国にやられないことを祈ります。2009/08/02

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