出版社内容情報
注目されるEMS(エレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービス/電子機器の製造委託サービス)。外資系EMSが日本上陸する一方、ソニーや松下など国内企業もEMSを視野に入れた生き残り戦略を模索している。一線の記者が現状と今後を徹底解説。
内容説明
日本の製造現場に欧米からEMS(エレクトロニクス・マニュファクチュアリング・サービス)の波が押し寄せている。EMSは生産を代行するいわば影のメーカーで、最近では設計・試作から物流までカバーするなどその影響力は大きい。すでにソレクトロンなどのメガEMS企業が日本に進出。その一方で、松下電器、ソニー、NECなど国内メーカーも生産拠点の見直しにEMSを視野に入れた。アジア諸国とのコスト競争、需要の減退など、日本のモノづくりが問われるなか、生き残りを賭けた戦いが始まる。国内におけるEMSを巡る最新動向を、電機・情報通信分野を中心に、メーカーを取り巻く様々な問題とクロスさせながら追いかけた渾身の1冊。
目次
第1章 EMS時代の到来!
第2章 EMSはなぜ注目されるのか
第3章 EMS成功のカギを握る「SCM」
第4章 「メガEMS」企業が次々と日本進出
第5章 外資系「メガEMS」企業の横顔
第6章 メーカーが劇的な変革を迫られている!
第7章 国内通信・電機メーカー―加速する生産体制の再構築
第8章 台頭する「日の丸EMS」
第9章 挑戦する工場―現場生き残りレポート
第10章 EMSといかに向き合うか
著者等紹介
藤坂浩司[フジサカヒロシ]
1965年神奈川県横須賀市生まれ。日本大学国際関係学部卒業後、1990年日刊工業新聞社入社、中央支局、編集局経済部(日銀クラブで保険、ノンバンクを担当)を経て、2000年4月から編集局第一産業部エレクトロニクスグループで電子部品を担当
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