出版社内容情報
30億を超すヒトゲノムの塩基配列を解読し、遺伝子情報もおおよそ確定できたいま、いよいよ「ポストゲノム世界戦」が始まる。ゲノム創薬、遺伝子治療、再生医療と数百兆円ともいわれる巨大市場で本格化する技術開発競争を、ビジネスとサイエンスの面から解説。
内容説明
本書では、ゲノム研究の基礎とその成果を応用してどんなビジネスが実行されようとしているのか、そのマーケットとビジネスチャンスを紹介。
目次
第1章 21世紀の主役産業=ゲノム・ビジネス
第2章 ヒトゲノム計画はどこまで進んだか、これからの課題は
第3章 スニップ、DNAチップ、ゲノム創薬と再生医療
第4章 ゲノム技術の農作物への応用
エピローグ ゲノム世界戦第2ラウンド開始!
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
Ph.D.。1955年北海道函館市出身。1980年、東京薬大大学院卒業後、アメリカで12年間、研究生活を送る。シティ・オブ・ホープ研究所やカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。この間、DNAの構造研究、DNAとタンパク質をターゲットにしたドラッグデザインの研究にうちこむ。現在は日本で執筆・講演活動を行なう。ヒトを遺伝子レベルで解析、精神や心のはたらきを物質レベルで解析するなど、最新科学にもとづいた著作を執筆する毎日。おもな著書は次のとおり。『ヒト遺伝子のしくみ』『遺伝子技術とクローン』『バクテリアのはなし』『早わかり聖書』(以上、日本実業出版社)。『脳と心をあやつる物質』『脳に効く快楽のクスリ』(以上、講談社)。『ジョークで知るアメリカの暮らし』『やさしいアメリカ日常語シリーズ』全10巻(以上、アルク)
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