出版社内容情報
ネギの葉は裏か表か。ススキ野原はなぜ消えていくのか。厳しい自然を生き延びるための驚きのサバイバル術や、子孫を残すための高度なテクニック、世にも不思議な生態についてなど、読んで楽しく教養も身につく植物の雑学が満載。花を見る目が変わる衝撃の一冊。
内容説明
本書は、博物館や植物園を職場にする植物学の専門家が披露した、植物について興味深い話を集めたものである。
目次
1章 種に特有の話(全長200メートル!地球上最長の植物;世界一長い海草は日本固有のタチアマモ;巨大なスギナやヒカゲノカズラ―古生代の植物;摩訶不思議、光るキノコはなぜ光る? ほか)
2章 花の形態や受粉にまつわる話(世界最大の花ラフレシアの「実」って?;トリカブトの花はハチのオーダーメイド;ホタルブクロとハナバチ;グラマーな雌とスリムな雄 ほか)
3章 植物全体の話(陸上植物はなぜ緑色なのか?―植物の色素;双子葉植物の双葉はかならず二葉か;茎はなぜ丸いのか?―四角い茎と三角の茎;葉の経済学 ほか)
著者等紹介
大場秀章[オオバヒデアキ]
1943年、東京に生まれる。理学博士、少年の頃から植物に興味を抱く。自然史、植物分類学、植物文化史を研究中。現在、東京大学総合研究博物館教授。『ヒマラヤを越えた花々』(岩波書店)、『江戸の植物学』(東京大学出版会)、『植物は考える』(河出書房新社)など著書多数
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