出版社内容情報
"宇宙創始から推古天皇の誕生までを記した「古事記」にはじまり、
和歌、絵巻物、随筆、説話、軍記物、浮世草子、近代小説にいたる
まで、日本文学の歴史に残る名作を厳選して解説。時代背景、著者
にまつわるエピソードなど学生から一般まで楽しめる一冊。"
内容説明
時代を彩ったあの“名作世界”を一気読み。恋愛、幻想、耽美、戦乱、愛憎、旅情、欲望、悲哀、死生。
目次
第1章 古代篇(奈良・平安時代)―口承文学から記載文学へ、文学が生まれ大きく発展した時代
第2章 中世篇(鎌倉・室町時代)―王朝貴族文化の終焉から、武士、庶民らを中心とした文学へ転換した時代
第3章 近世篇(江戸時代)―町人階級が生み出す、庶民的で娯楽的な文学が誕生した時代
第4章 近代篇(明治・大正時代前半)―社会構造の変革の中で、さまざまな表現スタイルを模索した時代
著者等紹介
長尾剛[ナガオタケシ]
1962年生まれ。ノンフィクション作家。おもに日本文学・日本思想史をテーマとした執筆活動を行い、とくに夏目漱石文学の評論には定評がある。主な著書として『漱石のちょっといい言葉』『あなたの知らない漱石こぼれ話』(日本実業出版社)、『自分の心を高める漱石の言葉』(PHP研究所)、『もう一度読む夏目漱石』(双葉社)、『漱石ゴシップ』(文春文庫)、『一冊でわかる日本の思想』(成美文庫)、『日本がわかる思想入門』(新潮社OH!文庫)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかとう
0
古代、中世、近世、近代とそれぞれの年代ごとに主だった文学作品を取り上げ解説紹介している。読みたくなった本もあるし、既読のものは解説を読んで再確認と補強ができた。2015/02/21
mstr_kk
0
文学史の復習。これは良書だと思います。2013/03/23
らっそ
0
気づき:国語便覧を読んだ感じ 気になる一文:今の如く思ひもよらず開けしところより見る人はさぞ誤解のみといふべし。はじめて唱ふる時にあたりては、なかなか後のそしりを恐るるやうなる碌々たる了簡にて企事は出来ぬものなり2010/10/24
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