出版社内容情報
30万円以下の少額訴訟、離婚や遺産争いなどの調停・審判といった身近なトラブルから、株主代表訴訟、手形小切手訴訟、PL訴訟、知的財産権訴訟などのビジネスがらみの訴訟まで、図解でやさしく解説。みんなの権利を実現する民事訴訟のシステムがわかる。
内容説明
民事訴訟が恐いのは、たとえあなたの主張が正しくても、決められたルールと手続きに従わなければ敗訴してしまうこと!そこで、しくみ・手続き・流れ・ルールなどが一目でわかるように図解で徹底解説。これで民事訴訟は万全です。30万円以下の少額訴訟、離婚や遺産争いなどの家事調停・審判といった身近なトラブル解決から、株主代表訴訟、手形・小切手訴訟、PL訴訟などのビジネスがらみの訴訟、国や公共団体相手の行政事件まで、民事訴訟の実戦的知識が身につきます。
目次
私たちの生活にはトラブルがつきもの―トラブルを民事責任という側面からみて、それを解決するしくみや手続きはどうなっているのか
トラブルに遭ったらどのように解決する?―民事紛争を強制的に解決する場として裁判制度を作り、民事訴訟というルールを作った
民事訴訟制度の枠組みを知っておこう―三審制の訴訟制度、判決を具体化する執行手続き、執行のための保全手続きが大きな枠組み
民事訴訟のルールはどうなっている―訴えを起こすためにはルールを守って、公正迅速にかつ信義・誠実に行なわれなければならない
民事訴訟の流れをつかんでおこう―訴えの提起から判決の確定まで、重要なポイントを図を見て頭に入れておこう
どこの裁判所に訴え出ればよいのか―事件の種類、内容、金額などの違いと、訴えられる側の住所地によって管轄の裁判所は違う
裁判所で働く人たちの役割を見ておこう―裁判を取りしきる裁判官をはじめ、書記官、廷吏官、速記官、事務官などで構成される
裁判所にあなたは何を訴えるのか―民事訴訟で訴えるためには、法律上の権利関係に影響を及ぼす内容でなければならない
誰が誰を訴える訴訟なのか―民事訴訟では、まず誰と誰の間の権利・義務を確定させる訴訟なのかをはっきりさせる
同じ立場の人が複数いた場合は共同訴訟で―原告・被告のいずれか、または双方が、複数存在する訴訟のことを共同訴訟という〔ほか〕