内容説明
高度成長以後最大の好況をつづけ、全く新しい次元へと変貌を遂げた日本経済。さらに、「岩戸景気」を抜き、「いざなぎ景気」にせまるのか。それとも水面下の問題点が表面化し、カゲリがでてくるか。アメリカの景気、為替の動向、産業界の実情、株式市場の動き…最新、多角的なデータで９０年の日本をさぐる。
目次
国際環境（アメリカ景気―後退はあるか？ソフトランディングに期待；西欧景気―９２年統合に向けて底堅い動き；アジア景気―高成長持続の条件；原油価格―隔年変動続くか？；国際金融情勢―途上国債務問題続く；世界貿易―ウルグアイ・ラウンド仕上げの年）
国内景気（国内景気―大型景気の持続にかげりは見えないか；個人消費・住宅投資―高級化志向続く；民間設備投資・在庫投資―ストック調整は起こるか？；労働市場―深刻化する人手不足；物価動向―インフレ再燃はあるか？；土地価格―高騰が地方へ波及）
円レート・国際収支（円レート―ドル暴落はあるか？；輸出動向―伸び率鈍化；輸入動向―高い伸び続く；国際収支―依然大幅黒字が続く；対外経済摩擦―日米構造協議の行方）
金融・財政（金融市場―低金利時代の終焉；金融制度―進む金融再編；財政政策―中立型予算へ転換；財政再建―変わる財政再建目標）
産業景気（素材産業―晴れのち薄曇り；加工組立て産業―好景気の主役たち；非製造業―着実な拡大予想；企業業績―最高益更新が９０年も続くか）
株式市場（株式市場―新高値更新続く；業種別株価―主役なき相場へ）
