内容説明
私鉄史の第一人者といわれる著者の「私鉄」への愛の告白。
目次
第1章 私鉄史のスポット(新橋付近の営団銀座線;木曽川と揖斐川を渡る近鉄名古屋線;横浜付近の京急本線 ほか)
第2章 ターミナルの移り変わり(一大ターミナルエリア、阪急の梅田と東急の渋谷;庶民の歓楽街に立つ、南海の難波と東武の浅草;長距離電車を送り出す、近鉄の上本町と小田急の新宿 ほか)
第3章 思い出の名車(京阪60形(1940年幼稚園時代)
東急デハ3450形(1942年国民学校時代)
阪急900形(1947年中学時代) ほか)
資料 大手私鉄の形成過程
著者等紹介
和久田康雄[ワクダヤスオ]
1934年生まれ。大学在学中に東大鉄道研究会を組織。1957年から1984年まで運輸省に勤務。日本民営鉄道協会常務理事、日本鉄道建設公団理事、JTBトラベルカレッジ校長などを務める。日本交通学会、鉄道史学会、赤門鉄路クラブの各会員。「鉄道ビクトリアル」編集委員
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感想・レビュー
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rbyawa
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e016、大雑把に今の大手私鉄の開業当時のエピソードや、現代の様子を縁のある車両でぽちぽち語るという内容。うーん、この著者さんのわりにはというのが正直なところ。でもさすがに大手私鉄でこの長さで、新味出せるかと言ったら難しいものはあるのかもなぁ。とはいえ、戦時統制の辺りはちょっと自信がないのかむにゃむにゃと誤魔化している風情でそこはちょっと残念、今となるといろいろ研究が進んでしまってたりもしますし、まあしょうがない部分はあるのかも。前にこの方の『日本の私鉄』(岩波文庫)も読みましたが全体論のが上手いと思う。2014/01/16
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