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全国森林鉄道―未知なる“森”の軌道をもとめて

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  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784533039799
  • NDC分類 656.24
  • Cコード C2026

内容説明

本書は、あまたある森林鉄道の中からその地方で比較的規模の大きかった路線を選択して解説したものである。

目次

森の働きもの森林鉄道の雄姿
国有林森林鉄道(北海道;東北;関東・東海;中部;近畿・中国;四国;九州)
民有林森林鉄道
現役森林鉄道にふれる
保存森林鉄道
森林鉄道をめぐる車両たち

著者等紹介

西裕之[ニシヒロユキ]
昭和30年(1955)東京生まれ。本業は歯科医(目黒区・こまばデンタルクリニック)。幼少を茨城県日立市で日本鉱業専用鉄道と日立セメント専用鉄道が交差するあたりで過ごすという恵まれた環境が、のちに線路の幅が狭い鉄道に興味を持つきっかけになったのかもしれない。小型の蒸気機関車、内燃機関車史の研究の一環として軽便鉄道のみならず、森林鉄道や鉱山、建設土木、河川改修工事、砂利採取等の特殊な軌道に広く興味を持っている。現在では、昭和20年代から30年代にかけての黎明期の16番(HO)ゲージ鉄道模型の蒐集と製品史の解明にも力を入れている。鉄道史研究会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

7
軽便鉄道・北海道簡易軌道・鉱山鉄道には空気制動がなくハンドブレーキのみのところも少なくなかったが、森林鉄道はその大半が非電化(内燃機関車)762mmで木材を運ぶ車両も全国的にほぼ統一され、戦後は空気制動を搭載し勾配区間もクリアできたところは「先進的」だ。空気制動を最後まで用いなかった森林鉄道もあったようだが。あの小さなモノコックトロッコにどうやって空気制動のシリンダーとブレーキシューを搭載できたのだろう?戦後は線路の維持費や林道整備でトラック輸送に切り替わり森林鉄道は廃止されていった。2020/03/24

えすてい

7
軽便鉄道の本に森林鉄道も加えられることは少なくないが、この本では軽便鉄道と森林鉄道はイコールでないことを前提としている。まず所轄官庁が運輸省ではなく、林野庁の営林局であったこと(※北海道を除く)がその理由だろう。しかし、軽便鉄道と同じ762mmゲージを採用し、低規格だからこそ狭い山林にも網目や毛細血管のように入っていき、材木を運んでいき日本の林業を支えた森林鉄道。戦後の富士重工製のモノコックトロッコが森林鉄道には革命的な車両だという。観光保存鉄道や保存車両は少なくない。それほど日本の林業を支えた意義は大。2020/03/09

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