出版社内容情報
社会を読み解く心理学(仮)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
luckyair
2
雑誌ほどの厚さだが、海外の論文記事が中心に構成されており中身が非常に濃いので、ちゃんと読もうとすると時間がかかる。それだけ面白い記事も多い。陰謀論は不安を抱えている人が引き込まれやすく、状況を制御できないという無力感もきっかけになる。社会的に不安な状況が強くなると、陰謀論が蔓延るのはそのためか。人間は経済的に合理的な行動を取るとは限らないことは証明されている。SNSや情報に惑わされて物を買わされたりということはよくありそうだと感じた。★★★2021/07/17
t a
0
我々が認知や議論において陥りがちな態度・過ち(確証バイアス、勝つための議論など)、経済格差と健康格差と環境破壊について、関心の高いトピックごとにわかりやすくまとめられていた。 デマ拡散の簡易モデルが興味深い。プロパガンディストの存在や大勢順応主義など。 あと動物も嘘をつく。2020/06/14
Go Extreme
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レントシーキングの罠 経済格差増幅→技術革新・経済成長阻害 世界上位1%=経済成長の4分の1 貧富の差→慢性的ストレス→炎症・テロメア・脳領域 新たな環境保護主義:環境破壊による害悪から弱者を守る 福島原発事故・SNS:懐疑者>科学者の声 人間:合理的な意思決定なしですます性癖→認知バイアス克服 戦争:人の生来の傾向⇔文化的条件←考古学の証拠 幼少期の逆境体験→病気になりやすい 陰謀論的思考←不安・無力感 ファクツ・ファースト 戦略的欺き:意図的に偽情報を発信 勝つための議論→オブジェクティズム・客観主義2020/02/01