感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くみん
5
科学の目線から見た芸術の分析の論文のようで、とても面白かったです。名画の隠れた技や声楽家やモンゴルのホーミーの音の出方、生物(孔雀や蝶)の色はどうしてできるか、世界の砂(竹富島の星砂もありましたよ)などをコンピュータの解析データや顕微鏡写真で説明してくれています。本の表紙は,重力に逆らって液体が上昇してできる磁性流体アート。一度本物を見てみたい!私は半分も理解できてはいませんが、物事を深く突き詰めることから新しい事が生まれるのかもしれないと感じました。2016/04/15
散歩牛
3
過去記事16編を1冊にまとめた本。正直、内容が理解できないものもあったけど「ポロックの画像にひそむフラクタル」を一番興味深く読んだ。(他の本によると、生前バッシングを受けたポロックは「俺は絵具の動きを完璧にコントロールしている!」「俺はペテン師じゃない!」と主張するも1956年に44歳で事故死)それが最近のコンピュータ解析で作品からフラクタル(どう拡大しても細部の構造が全体とよく似た形を示す、らしい)が見いだされたとのこと。「フラクタル構造が発見される25年前にすでにそれをカンバスに描いていたのだ」…合掌2016/05/04
へんかんへん
2
磁性流体、フラクタル構造、レポン、喉歌、惑星ナンバー1美しい、デバイスアート、色素無しで色を生む、光学顕微鏡画像の美しさ、チャールズ・ナイト、ニュルンベルク年代記、ジュール・ベルヌ、モナリザとダヴィンチの自画像FGOは真実だったか2016/05/08