出版社内容情報
困難・危機だらけの現在、問題解決の糸口は対話(ダイアローグ)にある。対話を育むための手法・ファシリテーションを展開してきた賢人2人が、現場が抱える課題や実践の悩みを解決するヒントとノウハウを語る。
内容説明
「対話を育むファシリテーション」の23の課題に、第一線のプロが対話形式で知恵をぶつけ合う。危機だらけの時代だからこそ、「対話する力」を育むファシリテーションが求められている。現場で実践する際にぶつかるさまざまな悩み・疑問・迷いに、2人のプロがズバリ答える。
目次
第1章 すべては対話から始まる―なぜ、今、ファシリテーションなのか?(社会崩壊の危機が迫る―なぜ世の中で対話が必要とされているのか?;対話を促進する場づくり―なぜ今、ファシリテーションやワークショップなのか? ほか)
第2章 参加と協働を高める―どうやってみんなを巻き込めばよいのか?(正面突破か、ゲリラ戦か?―自分の属する組織でファシリテーションを始めるには?;モチベーションのレバレッジを探そう―やる気のない人、やりたくない人、慣れない人への対処は? ほか)
第3章 ファシリテーターの葛藤―どう対話を舵取りすればよいのか?(自分の中で起こっていることに気づく―湧き上がる感情や思考とどう向き合えばよいか?;場から生まれるものに方向性を与える―落とし所のない中立的な立場になれるのか? ほか)
第4章 ファシリテーションのジレンマ―対話の場でなにが起こるのか?(相互作用を通じて創発を生み出す―ワークショップの場でなにが起こっているのか?;頭と腹に落とすことが大切―納得のいく合意を生み出すにはどうすればよいか? ほか)
第5章 個と社会の変革を目指して―どうすれば我々は変わっていけるのか?(やりっぱなしにせず事後にも関わる―ワークショップの成果を現実に活かすには?;リーダーシップとファシリテーション―ワンマンを打ち破り、対話の文化を広めていくには? ほか)
著者等紹介
中野民夫[ナカノタミオ]
現在、ワークショップ企画プロデューサー&会社員。1957年東京生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業。カリフォルニア統合学研究所(CIIS)組織開発・変革学科修士課程修了。大手広告会社に勤務し、社会テーマ関連業務やビジョン構築・組織活性化などのワークショップに関わる。一方、個人として環境・平和などの市民活動、社会教育や学校教育など多様な分野でのワークショップにも、ファシリテーターや講師として関わる。ビーネイチャースクールのファシリテーション講座の監修・講師。明治大学・立教大学大学院・聖心女子大学の兼任講師。立教大学ESD研究センター研究員
堀公俊[ホリキミトシ]
現在、堀公俊事務所代表、組織コンサルタント。1960年神戸生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。大手精密機器メーカーにて商品開発や経営企画に従事しながら、組織改革、企業合併、教育研修、まちづくり、市民活動など多彩な分野でファシリテーション活動を展開。2003年に有志とともに日本ファシリテーション協会を設立し、初代会長に就任。関西大学や法政大学で非常勤講師を務める。現在は、執筆や講演活動を通じてファシリテーションの普及・啓発に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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