出版社内容情報
これは今後日本を悩まし続ける大きな経済・社会問題になる。国の医療制度に関する失政が、罪なき国民の命をおびやかす。医師不足による医療崩壊に加え、日本が世界に誇ってきた国民皆保険制度が崩壊しつつある。
内容説明
医療費の抑制、医師不足、療養病床の大幅削減―国の政策ミスが、罪なき国民の命をおびやかす。無保険者の増加や医師・看護師の過労、救急搬送の遅れなどいま医療分野で起きている問題を幅広くわかりやすく解説。どうすればこの危機を食い止められるのか。
目次
第1章 病める国民健康保険
第2章 後期高齢者医療制度の問題点
第3章 産業競争力をも蝕むアメリカの医療モデル
第4章 絶対数が足りない医師不足の現状
第5章 病院を取り巻く問題
第6章 日本の医療費は高くない
著者等紹介
津田光夫[ツダミツオ]
1947年生まれ。74年3月信州大学医学部卒業。京都府内の医療機関で内科医として地域医療の研修・診療に従事。83年より綾部協立病院院長。98年より乙訓医療生協・医誠会診療所所長。98年より全国保険医団体連合会理事、06年より副会長
馬場淳[ババジュン]
1951年生まれ。79年大阪歯科大学卒業。大阪府内の医療機関に勤務。86年より95年まで滋賀医科大学非常勤講師。87年奈良市内で歯科医院開業。92年より奈良県保険医協会副理事長。2000年より全国保険医団体連合会理事、06年より副会長
三浦清春[ミウラキヨハル]
1975年鹿児島大学医学部卒業。紫原生協クリニック院長。鹿児島県保険医協会副会長。全国保険医団体連合会理事。鹿児島大学医学部非常勤講師
寺尾正之[テラオマサユキ]
1953年東京都生まれ。東京保険医協会事務局を経て、全国保険医団体連合会事務局次長。国民医療研究所医療動向研究部会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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