政府は巨大化する―小さな政府の終焉

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  • サイズ 46判/ページ数 440p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532359126
  • NDC分類 341
  • Cコード C0033

出版社内容情報

大増税か、国家の役割の縮小か。それとも債務危機か。

逃れられない究極の選択。従来の常識を覆す新鮮な問題提起。

この先30年にわたる国家財政の未来を描く。

2020年フィナンシャル・タイムズ紙ベスト経済書



■医療、介護、気候変動、年金、インフラ整備、格差問題、教育投資、雇用確保……。コロナ禍への緊急対応のうえに、政府に持続的に加わる支出拡大の圧力。国家財政はこれからどうなるのか。政府が直面する本当に重要な課題は何か。

■実は、支出拡大の最大の領域は、技術の進歩が顕著な医療だ。年金はもはや大きな焦点ではなく、パンデミック対応も脇役でしかない。大きな政府か、小さな政府かというイデオロギーの違い、政策選択の内容にかかわらず、各国はこれまでにない財政の膨張に直面せざるをえないのだ。

■先進国経済に通じた財政改革の指南役が、数量データ、バランスのとれた明晰な分析、緻密な論理構成をもとに先進国財政が直面する支出拡大圧力を読み解く。医療技術と医療費増大の因果関係、雇用安定化・所得補助とデジタル化、介護サービスの展望、気候変動問題と国家財政の関係など、経済構造の変化と財政との関わりを明快に分析。さらに、ボーモルの「コスト病」説の問題、現代貨幣理論の誤りなど、経済理論上の論点も浮かび上がらせる。

内容説明

大増税か、国家の役割の縮小か。それとも債務危機か。逃れられない究極の選択。従来の常識を覆す新鮮な問題提起。この先30年にわたる国家財政の未来を描く。2020年FT紙ベスト経済書。

目次

序章
第1章 政府支出は多すぎるのか、少なすぎるのか
第2章 なぜ医療支出がこれほど急増したのか
第3章 医療支出の未来
第4章 高齢化の影響
第5章 地球温暖化への断固たる行動―そのコストは?
第6章 インフラ不足
第7章 ニューエコノミーの所得補助
第8章 借り入れと通貨増発?
第9章 無駄を削減する
第10章 政府は巨大化する
統計補遺

著者等紹介

ロビンソン,マーク[ロビンソン,マーク] [Robinson,Marc]
財政コンサルタント。世界五大陸の発展段階の異なる30以上の国々の財政改革について助言活動を行う。官僚、大学教授、IMFシニア・エコノミストを歴任。政府財政に関する30以上の書籍・論文がある。OECD、EU、APEC、NATOや各国財務省主催のカンファレンス、シンポジウムにゲストスピーカーとして招聘される。OECD予算・公共支出アドバイザリー・パネルのメンバー

月谷真紀[ツキタニマキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アミアンの和約

13
財政学に知見のある著者が、政府の巨大化が不可避であることを各分野ごとに解説する。ここでいう「政府」とはすなわち「政府歳出」のことである。大きな政府か、小さな政府かというイデオロギーからは一旦離れて読むことが重要だろう。ショッキングな内容も多いが、どこにも忖度がない現実的な切り口は天晴れであった。2025/06/21

いとう・しんご

9
読友さんきっかけ。読友さんには申し訳ないけど、IMFシニア・エコノミストと知った途端、気持ちが萎えてしまったのです。「ここ数十年は(景気後退期は別として)、資本主義の歴史を通じてほぼそうであったように、雇用の状況は良好だった」P235、はぁ?”病気の時を除けばずっと健康だった”みたいな同語反復を平気で口にするような人の本は真面目に読めないのです。政府の支出と歳入、需要と供給は常に相互にフィードバックし合う、対話的で弁証法的関係にあるのに、その一方だけを語ろうとすれば、それは自ずと隠蔽と欺瞞になるのです。2025/07/27

ゼロ投資大学

2
先進国では、少子高齢化が加速し、年金医療介護といった社会保障費が増大している。少子高齢化となれば、増税するか国家の役割を縮小するかの二択しかないが、どちらも苦難の道である。2022/11/11

Chisaka

2
あくまで客観的に色んなデータや論説を元に、なぜ巨大化するのか(医療、高齢化、温暖化、インフラ、ニューエコノミー)について語られている。著者の意見は強くなく、淡々と進むので気になるところ切り取りながら読むでも良いと思う2022/07/03

ぐっさん

2
支出の中身を分析して、人口が変化すると医療費や年金はどう変化するか、インフラ更新や地球温暖化対策の費用はどれくらいかを定量的に示した本。著者の主張はそこまで強くなく、比較的に客観的に示している印象。2022/06/24

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