金融はまだまだ面白い

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金融はまだまだ面白い

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  • サイズ 46判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532358518
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

★著者は激動の金融界に身を置いて52年。
本書は、逆風下の平成金融界で難題に挑み続けたきた著者が、ITとの融合により新たな局面を迎えたいま、苦闘の30年の道筋を語るもの。
★第1部は、1999年8月、神楽坂の割烹での一室に端を発した「三井」と「住友」の歴史的合併の話に始まり、安宅産業の破産、イラン革命時の債権処理、ゴールドマン・サックスへの出資、赤字決算、バブル崩壊、金融再編、リーマン危機、同危機下での買収競争、ニューヨーク証券取引所への上場など、希代のバンカーとしての経験が綴られる。また、佐藤記者が著者と三井住友銀行について第三者目線で新たに執筆したコラム5本も収録。「金融はまだまだ面白い」という著者から若者へのメッセージも込められています。
★第2部は、2015年7‾12月に日本経済新聞夕刊で掲載された「あすへの話題」と追加写真を収録。
★生まれた信州上田と出身地である京都のどちらの縁も大切にし、京都大学OBの縁で大阪フィルハーモニー交響楽団理事長も務める著者と各界の人々との温かな交流も描く。
★巻末に「世界金融年表」として1970‾2019年の金融関連の数値グラフを掲載。

内容説明

われ、勁草のバンカーたりえたか。ニクソン・ショック、安宅産業、バブル崩壊、金融再編、リーマン危機…逆風下の難題に挑み続けたバンカーが語る平成金融30年史。

目次

1 私の履歴書(合併―単独では生き残れない;両親―ダイキン井上会長との縁;戦争―生かされたものの責務;上田―霧隠才蔵に、スケートに;京都へ―トラの牛若丸に憧れて ほか)
2 あすへの話題(下鴨神社式年遷宮;ラトビアの初夏;夏の祭りに思うこと;背番号23;都心のふれあいの場 ほか)

著者等紹介

奥正之[オクマサユキ]
三井住友フィナンシャルグループ名誉顧問。1944年生まれ。1968年京都大学法学部卒、住友銀行入行。1993年国際総括部長、1994年取締役企画部長、1999年統合戦略委員会事務局長、2001年三井住友銀行専務取締役、2003年副頭取、2005年6月三井住友フィナンシャルグループ取締役会長・三井住友銀行頭取、2011年頭取退任、2017年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみりな

3
三井住友銀行のトップによる『私の履歴書』の加筆修正版である。メガバンクのトップなので、バブル崩壊以降の銀行業界の生き残りやマーケットの混乱などもっと生々しい話を読みたかったが、履歴書の1話完結編のため触りだけに終わっている。時期を改めて踏み込んだ著書を期待したい。2020/04/19

安藤スミス

2
緑の銀行の頭取の話。いくつかの日経新聞の連載をまとめたものなので、同じような話が何度か出てくる。 現実の事件に思い入れがあると面白い。

もち

1
経営者目線なので、民草であることを自覚している自分は少し落ち込むなどしたが、人のよさは伝わってきておもしろくはあった。2024/01/09

Kyo-to-read

1
金融業界の経営者が試行錯誤に興味があり読書。金融苦難の時代を生き抜いてきたにしては内容があっさりとしており、「私の履歴書」にある通りの交遊録に留まっている印象。現在の邦銀が置かれている立場からすると決して楽観視はできないはずであるが、危機感や情熱のようなものは伝わってこなかった。著者は引退しているので仕方ないと言えば仕方ないが、「まだまだ金融は面白い」のまだまだという一言に、過去の金融に対する懐古的な響きを感じてしまう。未来やこれからの金融に向けた力強いメッセージで締めてほしかった。2020/10/04

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