日本銀行 失策の本質

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日本銀行 失策の本質

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532358440
  • NDC分類 338.41
  • Cコード C0033

出版社内容情報

◆日銀の失政を明らかにする超辛口の経済ドキュメント
株式時価総額がJPモルガン以下となってしまった邦銀。ゼロ金利の罠に落ちた日本は、いまや世界の反面教師になってしまってます。このような事態を生み出した責任は日本銀行にあるのです。本書は、澄田、三重野、松下、速水、福井、白川、黒田の7代の日銀総裁の政策を検証、何を誤ったのかを明らかにする本格的金融ドキュメント。
 2-5章では、澄田――機能しなかった日銀考査、三重野――世論読み違えた日銀出資、松下――日銀法改正に追われてコールデフォルト放置、速水――企業債務問題を読めずゼロ金利解除、福井――奢りの構図としての村上ファンド問題、白川――リーマン危機を読み違い、黒田--説明なき緩和縮小など、歴代総裁の失政を知られざるエピソードも交えて辛口に解説します。筆者は30年以上にわたって日本の金融政策をウォッチしてきたベテラン記者。これまで明かしてこなかった逸話もふんだんに織り込まれています。
最後の6章ではこのような事態に陥った日銀の突破口はどこにあるのかを提言します。

内容説明

大蔵省に恩を売って利上げ見送り、深追いしすぎたバブル潰し、日銀法改正に没頭し危機を見逃す、はえぬきの独善―。日本経済の低迷は、金融政策運営の失敗が積み重なったものだ。この30年にわたる日銀総裁の戦いを追った経済ドキュメント。バブル期以降の総裁である澄田智、三重野康、松下康雄、速水優、福井俊彦、白川方明、黒田東彦の時代の政策や出来事を様々なエピソードを織り込んでその功罪を明らかにし、それを踏まえて日銀が取り組むべき課題を提言する。

目次

1 屈辱―驚愕の副作用
2 恨み―バブルが生んだ確執
3 独立―見落とされた火種
4 驕り―はえぬきの独善
5 屈服―アベノミクスの衝撃
6 改革―恩讐を捨てて
補論(不毛の哲学論争―金利か量か;責任回避の言葉遊び―日本版インフレターゲットへの道;翻弄される銀行―監督と金融政策のはざまで)

著者等紹介

太田康夫[オオタヤスオ]
日本経済新聞社編集局編集委員。1959年京都生まれ。82年東京大学卒業、同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ(スイス)支局、経済部などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

jj

4
19年刊。日経新聞編集委員太田氏。金融政策で読み解く日本現代史といった内容。日銀体質を糾弾しつつ、叱咤激励する内容。日銀法成立による独立性の担保が、誤った金融政策に対する責任追及できず、日銀の独善性を指摘。歴代総裁のなかでも、民主党時代の白川総裁は日本経済を壊滅状態とし、かなり罪深い印象。直近の黒田総裁に対してもインフレ目標2%未達、マイナス金利に対し批判。ノーベル経済学賞受賞者がいない低レベルの日本の経済学の現状を、誤った金融政策を執る日銀に投影し解説。ただし金融政策と雇用の関連解説がないのは残念。2020/05/02

りうかん

1
バブル崩壊直前の日銀総裁澄田氏から、黒田氏までの日銀の総裁の軌跡(というよりも主に失敗した金利政策)を描いた一冊。独立性を手に入れたにもかかわらず、責任の所在をあいまいにしたままになってしまった日銀の迷走ぶりが目立つ印象。監査の目がないため、独善に走り自己保身や言い訳に終始する様子が批判的に描かれている。2020/08/02

翔平

0
政府の要望に頑なに耳を閉ざし優柔不断が続く00年代、政府に従うために無理を続ける13年以降。どっちもどっち。かつ独立性に名を借りたいいとこ取りの責任放棄。 金融理論よりも行内外での政治力学で金融政策が決まり続けた結果の今の円安、国富流出か。2024/01/21

aun

0
ジャーナリストは気楽でいいなあという感想しか抱けなかった。 日本のバブルを見てなお、バブルつぶしに失敗したFRBを見てわかる通り、物価の上昇を伴わない資産バブルは対処が極めて困難である。 筆者の何倍も前代未聞の経済の問題に向き合っている日銀行員へのリスペクトが全く見られず、外野が後付けで適当なことを言っているという所感。2020/09/16

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