マッキンゼーが読み解く食と農の未来

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マッキンゼーが読み解く食と農の未来

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  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532358358
  • NDC分類 610.4
  • Cコード C0061

出版社内容情報

●待望の農業戦略白書
 日本農業が高齢化、農地荒廃に直面しているのは事実ですが、これから先どのような戦略を立てるべきなのでしょうか。世界の食糧事情・食習慣の変化、農業手法の革新、プレーヤーの状況の理解無しには、これからの日本農業の戦略は立てられません。本書は、世界的なコンサルティング企業マッキンゼーによる大局観が得られる農業戦略白書。
 マッキンゼーというと日本では戦略立案のプロというイメージが圧倒的に強いのですが、その顧客に多くの世界的な農業関係企業を抱えていることもあり、食糧・農業動向の分析には実績があります。また、ここ数年の日本農業への法人参入を受けて農業ビジネス改革のレポートも公開してきました。本書は、これまで蓄積されてきたマッキンゼーの内外の食糧・農業関連の知見を初めて書籍としてまとめるもの。単に世界動向をまとめるのではなく、各動向が日本に及ぼす衝撃も解説する内容となります。
 本書は、食と農のグローバル・メガトレンドを①大状況の変化、②アグリテックなどの抜本的な技術革新、③政策・規制の変化、④食習慣・ソーシャルファクターの影響、⑤農薬・種子・肥料など上流プレイヤーの変化、⑥消費者ニーズの変化、⑦代替品・代替手法の進化、⑧新規参入プレイヤーの8つのポイントで整理し、各々が日本農業にどのような影響を及ぼすのかを解説し、日本農業の生産性向上に何が必要か、進むべき方向と解決策は何かを提言します。マクロからミクロまでバランスの取れた内容になります。
●他者が追随できない内容
 日本での食糧・農業の分析においては、他業種の分析やグローバルな動向分析の知見に基づくものは少なかった。また農業経済学者も個人でこのような包括的な分析を行うことは困難であり、またミクロとマクロの分析をつなげられる人材が不足していることもあって、このような包括的な分析はなされていない。Agtechなどの新技術についても解説する本書は、農業ビジネスへの新規参入を考えている企業にとっても有益な情報がえられる内容になっている。また、本書は豊富な図表を駆使したビジュアルな内容になる。データは官僚・研究者にとっても利用価値の高いものだ。

内容説明

グローバルと他産業の視点なしには、日本農業の未来戦略は立てられない!本書は、世界的なコンサルティング企業マッキンゼーが全世界での知見を生かして示す農業改革の書。食と農のグローバル・メガトレンドを、(1)マクロエコノミクスの変化、(2)抜本的な技術革新、(3)政策・規制の変化、(4)食習慣・食生活の変化、(5)農薬・種子・肥料など上流プレイヤーの変化、(6)消費者ニーズの変化、(7)代替品・代替手法の進化、(8)新規参入プレイヤーの8つのポイントで整理。それぞれが日本農業にどのような影響を及ぼすのかを解説し、日本農業の潜在力を最大に発揮させる戦略を提言する。

目次

日本農業を取り巻く環境変化を読み解く
第1部 食と農を変える八つのメガトレンド(農業を取り巻くマクロエコノミクスの変化;農業の未来を変える技術革新;政策・規制の変化が農業に及ぼす影響;食習慣・食生活の変化;農業ビジネスをリードする上流プレイヤー;世界に訪れる消費者ニーズの変化;代替品・代替手法の登場;新規参入プレイヤーの台頭)
第2部 日本の食と農の未来(日本農業に期待される新たな挑戦;日本農業のポテンシャルを最大に発揮するために)

著者等紹介

アンドニアン,アンドレ[アンドニアン,アンドレ] [Andonian,Andr´e]
マッキンゼー日本支社長、マッキンゼー・アンド・カンパニーシニアパートナー。主に自動車、組立産業、先端エレクトロニクス、半導体、航空宇宙および防衛関連分野において、およそ30年にわたり、戦略やオペレーション、組織に関するコンサルティングを世界中の企業に提供。マッキンゼーにおける最高意思決定機関である株主審議会のメンバーを長期にわたって務めるなど、グローバルで多くのチームを指揮している。ウィーン大学大学院修士課程修了(経済・経営科学)、ペンシルベニア大学ウォートン校大学院修士課程修了(経営学)

川西剛史[カワニシタケシ]
マッキンゼー・アンド・カンパニーアソシエイトパートナー、農業博士。大学院時代は、東京大学において、植物の病気の診断や、病原菌の生態、病気の発生メカニズム等を専門に研究。マッキンゼー・アンド・カンパニー入社前は、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会において、食品汚染や森林汚染等を調査。マッキンゼー入社後は、製造業、素材系、金融業等、幅広い分野を経験。最近では、農業・化学業界において、戦略立案および現場における実行支援、企業の変革における組織設計・人材育成に従事

山田唯人[ヤマダユイト]
マッキンゼー・アンド・カンパニーパートナー。大学在学中に米国公認会計士を取得。慶應義塾大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーの東京支社に入社。ロンドン支社を経て、現在サステナビリティ研究グループのアジア・リーダーを務める。主に資源分野(食糧・農業・水・ケミカル分野)の課題に取り組む。日本の農産物の生産性向上・環境技術の新興国参入戦略や、公的セクター、経済成長とGreen Growthの両立を目指す特区の設計などをアジアで行う。2011年世界経済フォーラム(ダボス会議)のグローバル・シェーパーズに選出され、2013年1月ならびに2020年1月にスイス・ダボス会議に出席(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

15
世界人口はまだまだ増える。これから豊かになって食肉の需要が増える国も多い。「食と農」を持続可能なものにするために、何が必要か。代替肉・培養肉の開発、点滴灌漑による水・土地・肥料の効率化、AIやドローンの活用による省力化、生産・流通・消費の各パートにおけるフードロスの減少。量から質へ、ストーリー性による付加価値へ。クラウドファンディングによる資金調達、マッチングによる労働力確保。業界の垣根を取り払い、さまざまな企業・ステークホルダーがアグリビジネスに参入すること、などなど。2021/05/22

Meme

13
マクロとミクロで行ったり来たりする楽しさは、この一冊で十分に味わえると思います。そもそもなぜマクロ↔ミクロが必要なのかまで、随所で丁寧に説明されています。読者想いな著者だなあと感慨に耽っていました。素敵な本です。日本人は世帯に一冊持っていて良いのではないでしょうか!2023/04/02

はとむぎ

12
目新しい内容はなかったかな。主要農産物の各国のコストは参考になりました。2024/01/13

たんかれ~

9
グローバルな食や農業の課題とトレンドを整理して、日本農業が取り組むべき戦略で結んでいる良書です。マッキンゼーらしく図表やグラフを多用していて、読むというよりはプレゼンを受けている様でした(笑)。農業ってホント構成要素が多い。需要(人口と所得の変化)、環境対応(気候変動、水不足、フードロス)、アグテック(ロボや自動化による夜間作業、AIで最適化、ゲノム編集、バイオ製剤)、政策と規制(補助金や関税)の影響、食生活や消費者ニーズの変化(eコマース、健康志向、体験やストーリー重視)、肥料と農薬の業界変化など。2023/02/25

あつ子🐈‍⬛

9
仕事絡みで読んだのですが、なかなか面白かった。日本農業の現状と課題、世界とのかかわり、未来への展望が外資ならではの視点で記された書籍です。今回のパンデミックは、世界中の農漁業に深刻なダメージを与えました。一方で、日進月歩のテクノロジーが従来の農業の形を確実に変え続け、企業の情熱は新たなビジネスを開拓し続けています。A・カーネギーは「賢い人は徹底的に楽天家である」と言いました。 受け継ぐべきもの、変えていかなければいけないものを正しく見定めることのできる人々を見るにつけ、私はいつもこの言葉を思い出すのです。2022/01/04

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