デジタル経済と税―AI時代の富をめぐる攻防

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デジタル経済と税―AI時代の富をめぐる攻防

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532358167
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

誰が税を負担すべきなのか? グーグル、アマゾンなど巨大IT企業の税負担問題、デジタル経済における税のあり方を徹底追求。

内容説明

誰がどう負担すべきなのか?格差問題にどう対応するのか?GAFAによる巧みな租税回避、シェアリングエコノミー、ギグエコノミーへの対応、ベーシックインカムの有効性など、デジタル経済における税のあり方を徹底追究。

目次

第1章 デジタル経済の台頭
第2章 巨大プラットフォーマーと租税回避
第3章 租税回避をどう防止するのか
第4章 富(ビッグデータ)は誰のものか:米・欧・新興国の争い
第5章 タックスヘイブンとの闘い
第6章 シェアリングエコノミーと税制
第7章 働き方改革とギグエコノミー
第8章 ITの成果を納税者利便に活用
第9章 AIとBI:ベーシックインカムの是非を問う
第10章 AI時代の税制を考える:格差の是正とロボットタックス

著者等紹介

森信茂樹[モリノブシゲキ]
東京財団政策研究所研究主幹。中央大学法科大学院特任教授、(一社)ジャパン・タックス・インスティチュート代表理事、財務省財務総合研究所特別研究官、法学博士(租税法)。1950年広島生まれ、73年京都大学法学部卒業後大蔵省入省。英国駐在大蔵省参事(国際金融情報センターロンドン所長)、主税局調査課長、税制第二課長、主税局総務課長、大阪大学法学研究科教授、東京税関長、プリンストン大学で教鞭をとり財務総合政策研究所長を経て中央大学法科大学院教授、この間東京大学法学政治学研究科客員教授、政策研究大学院大学客員教授、コロンビア・ロースクール客員研究員。2010年から2012年まで政府税制調査会専門委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Anthony

5
一国だけで対処できない問題が増えている。それら全体をみれば税金だけの分野について自国のことだけを考えた税制を続けることも難しくなる。グローバルに活動する企業の所得を個別に切り出してそれぞれの国に分ける今のやり方は限界がある、10年先には今の伝統的な税システムと異なる税システムが一般的になっているかもしれない。2019/05/14

okadaisuk8

2
GAFAなど、これまでの法人税の国ごとの分割ルールで対応できない企業にどう国際的に対処する…という重要だが何ともマニアックな話が主なテーマ。ただ、そこからIT企業に限らないタックスヘイブン全般、さらに税と社会保障改革、格差是正にまで議論は及ぶ。特に最後の方の格差是正の税制については骨太で、正直足もとのG20で議論されている主題(デジタル税制)よりも面白く読める。税への興味が持てる一冊。 2019/08/13

gokuri

2
デジタル経済を通じて、課税対象についてどのように考えるべきか考えさてもらうことができる本。タックスヘイブンなどのグローバル経済における企業課税、富裕層課税の問題、シェアリング経済における課税対象や担税力の問題など、これからの社会の課税における政府の悩みが満載。2019/06/23

ある晴れた朝に

1
最初は難しくて意味のわからない単語に戸惑い、読むのを止めようかと思った。税金のことは置いといて(笑)、今の社会の構成や未来のことに焦点を充てた記述が私には面白くて、興味深く読んだ。特にAIにどう関わろうかとする態度によって開ける未来を強く予感した。更に進めると資本を持つことの優位を考えた。2020/12/13

ゆかり

1
日本の証券投資先 1位米国 2位ケイマン 国外所得免除方式 全世界所得課税方式 PE 租税条約>法律 Amazon 英国スタバ 記入済み申告制度 2020/01/19

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