出版社内容情報
予算執行はどうなる? 金融政策は? 年金・医療・介護は維持できるのか? 「日本国破綻」後を徹底シミュレーション。○日本の債務はついに1,000兆円の大台を突破。いまや、財政破綻は「起きるか、起きないか」ではなく、「起きたらどうなるのか」「どう危機をしのぐのか」を考えるべき時に来ている。デフレが終わり、金利が上昇期を迎えれば、財政赤字問題が一気に悪化する懸念があるからだ。「財政破綻」が実際に起こったら日本経済は一体どうなるのか? どのような危機対応策をとるべきなのか。
○本書は、「財政危機時のトリアージ」、財政破綻後の「日本銀行の出口戦略」「年金改革」「公的医療と介護」「財政と成長政策」などの重要課題を取り上げ、日本経済・財政の再生への道を探る。
〇切迫した状況のもとで、国家の運営に支障を来さないように何をするのか、何を守り、どう再生するのか。政策の優先順位が厳しく問われるが、そのシナリオ分析は、財政破綻そのものを回避するための方策を考える上でもヒントを提供する。
○編著者の小林慶一郎氏はじめ、小黒一正(法政大学教授、財政・公共政策)、左三川郁子(日経センター主任研究員、金融政策論)、小林庸平(三菱UFJリーサーチ&コンサルティング経済政策部副主任研究員、公共経済学)、佐藤主光(一橋大学教授、財政)、松山幸弘(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、社会保障)、森田朗(津田塾大学教授、行政学)と、経済・財政・社会保障の専門家が執筆。
序 章 なぜ破綻の「後」を考えるのか?
第1章 人口減少時代の政策決定
第2章 財政破綻時のトリアージ
第3章 日銀と政府の関係、出口戦略、日銀引き受けの影響
第4章 公的医療・介護・福祉は立て直せるか?
第5章 長期の財政再構築
第6章 経済成長と新しい社会契約
小林 慶一郎[コバヤシケイイチロウ]
著・文・その他/編集
内容説明
日本の財政運営が、このまま永続できる可能性は低い。政府債務は増加を受け、人口減少は本格化する。財政破綻が起きる可能性は、ゼロではない。破綻が起きたとき、日本に何が起きるのか。そこから、どう社会制度を立て直すのか―。政策を論じる者は、「最悪の事態」を想定することで、真の危機の回避を図る必要に迫られている。斯界の論客が、その「後」の日本を緻密に分析する。
目次
序章 なぜ破綻の「後」を考えるのか?
第1章 人口減少時代の政策決定
第2章 財政破綻時のトリアージ
第3章 日銀と政府の関係、出口戦略、日銀引き受けの影響
第4章 公的医療・介護・福祉は立て直せるか?
第5章 長期の財政再構築
第6章 経済成長と新しい社会契約
著者等紹介
小林慶一郎[コバヤシケイイチロウ]
慶應義塾大学経済学部教授。1991年東京大学大学院修了後、通商産業省(現経済産業省)入省。98年、経済学Ph.D.取得(シカゴ大学)。2013年より現職。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹などを兼任。専門はマクロ経済学、経済動学。主な著書に『日本経済の罠』(2001年、日本経済新聞社、加藤創太との共著、第44回日経・経済図書文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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