出版社内容情報
北朝鮮のミサイルは中国をも標的にする!? 中華帝国再興を目指す習政権の野望を阻むのは何か。ボーン上田賞記者による骨太ルポ。止まらない北朝鮮の暴走、米トランプ政権から受ける強い圧力……。国内の権力基盤を盤石にした習近平政権は、中華帝国再興、世界覇権の掌握の野望を隠そうともしない。だが、その眼前には、国内外で数々の難題、難敵が待ち受ける。
2035年――。習近平が「現代化された社会主義強国」の実現を国家目標とするが、その裏には、どのようなメッセージが織り込まれているのか。
現実になりつつある核戦争リスク、政敵排除で「独裁化」が進む習政権が孕む危険など、中国が主要プレーヤーとなっている国際情勢の動向について、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く骨太ノンフィクション。
第1章 脅し――首を吊った将軍、席を立った胡春華
第2章 党主席への狭き道――習近平コードを解くカギ
第3章 金正恩が習近平帝国を滅ぼす
第4章 対米外交の蹉跌、新型の「韜光養晦」へ
第5章 一進一退の日中関係
第6章 独裁と強権の罠――突如、姿を消す有力者たち
第7章 新たな主役らへの厳しい目――2035までの生き残りゲーム
中澤 克二[ナカザワカツジ]
著・文・その他
内容説明
2035年までに中国を世界一流国にする―。この切りの悪い「2035」という数字こそ、習近平の発する暗号、「習近平コード」なのだ。党大会直前に、軍首脳を次々粛清した狙いは何か。北朝鮮の核が、なぜ中国にとっても脅威なのか。党大会の超異例な人事は、本当は何を示すのか。数々の謎を解けば、「暗号」に込めた野望の全貌と、それを阻む多くのリスクも明らかになる。習政権の危うい裏側に迫る衝撃のノンフィクション。
目次
第1章 脅し―首を吊った将軍、席を立った胡春華
第2章 党主席への狭き道―習近平コードを解くカギ
第3章 金正恩が習近平帝国を滅ぼす
第4章 対米外交の蹉跌、新型の「韜光養晦」へ
第5章 一進一退の日中関係
第6章 独裁と強権の罠―突如、姿を消す有力者たち
第7章 新たな主役らへの厳しい目―2035までの生き残りゲーム
著者等紹介
中澤克二[ナカザワカツジ]
宮城県仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒。1987年日本経済新聞社入社。政治部などを経て98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長の後、東日本大震災の際、震災特別取材班総括デスクとして仙台に半年ほど駐在。2012年から中国総局長として北京へ。2014年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。東京本社編集委員兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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