社会保障 砂上の安心網―2030年からの警告

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社会保障 砂上の安心網―2030年からの警告

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532357665
  • NDC分類 364.04
  • Cコード C0033

出版社内容情報

今度こそ、先送りは許されない!医療・介護・年金における現場の窮状や問題点をルポ。1年間連載された日経新聞1面企画の単行本化。*医療・介護・年金など日本の社会保障制度で今何が起きているのか。セーフティネットの枠組みを維持するには何が必要か。日経記者が病院や介護施設、政策決定のキーパーソンたちを体当たり取材。危機の実相に迫る。2016年12月から2017年12月まで日本経済新聞に長期連載された「砂上の安心網」を単行本化。

*独自の大型調査も行い、全市町村の医療費と死亡率などを分析。同一県内であっても、高齢者医療費が自治体によって2倍超の格差があることや、老衰での死亡率が高い自治体では医療費が低いなど、興味深い事実が明らかにされる。

*社会保障はいまや日本が取り組むべき最大の課題。現実を理解し、問題点、改革の論点を知るうえでの必読書。

プロローグ ある政治家の遺した言葉「安易な道、必ず取れなくなる」

第1章 2030年 不都合な未来

第2章 ゆがむ分配

第3章 支え合いの境界

第4章 不作為の果てに

第5章 それぞれの責任 

第6章 未来との摩擦

第7章 教訓を探る

第8章 2030年への責任

第9章 がん調査と老衰調査から

日本経済新聞社[ニホンケイザイシンブンシャ]
編集

内容説明

日経記者の体当たり取材と独自調査で危機の実相に斬り込んだ大型連載を単行本化。データジャーナリズムで描く「社会保障の新日本地図」

目次

プロローグ ある政治家の遺した言葉「安易な道、必ず取れなくなる」
第1章 2030年 不都合な未来
第2章 ゆがむ分配
第3章 支え合いの境界
第4章 不作為の果てに
第5章 それぞれの責任
第6章 未来との摩擦
第7章 教訓を探る
第8章 2030年への責任
第9章 がん調査と老衰調査から
あとがきに代えて 記者は歩き、そして考えた…社会保障の現場から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

28
日経新聞の連載をまとめたもの。年金、医療、介護の社会保障が直面している課題を浮き彫りにしている。所々に記者の私的な経験や考え方が織り込まれているのが良い。ただでさえ「自分ごと」にしにくい社会保障の問題をより身近に感じさせる工夫だと思う。難点は、全体的な構成が連載をそのまんま並べており、細切れで読みづらい点。もっと換骨奪胎して書籍向けに再構成すべき。全てを収録せずに、中身の濃いものだけを収録した方がよほど読みやすい。いわゆる歌手のベスト盤的なものが良い。2019/03/22

あけち

0
社会保障による給付を受ける人々などに纏わる実例や生の声に加えて、医療・介護サービス等に携わる現場、社会保障政策に関わってきた政治家や財界人へのインタビューなどなどを織り交ぜながら、今現在、一刻の猶予もない社会保障制度の実情や課題、求められる対策を問い質していく書。日本経済新聞の記者の取材によって明かされる様々な実例、様々な人々の声が非常に生々しく感じ、マクロな視点や抽象論で論じられる社会保障関連の報道よりも真剣に考えさせられるものがあった。2018/03/19

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