「石油」の終わり―エネルギー大転換

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

「石油」の終わり―エネルギー大転換

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 03時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532357641
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

石油に依存していた時代が去り、エネルギーは大転換の時代に。日経きってのエネルギー記者が、その最前線を書き下ろす。●100年の節目。いまエネルギーが大転換の時期にある
 中東の分割が決まったサイクス・ピコ協定からおよそ100年。その間、中東は「石油」という強力な武器を持ち、地政学上も重要な地位を占めてきた。
 しかし、いまや石油は昔ほどの輝きを持たない。これまで何度となく言われた「枯渇」に直面しているのではない。別のエネルギーに主役を奪われる可能性に直面しているのだ。また、人々の環境・温暖化への意識が、全体のエネルギー消費量を押し下げている。石炭が徐々に石油にとって変わられたのと同じように、いまひとつの変革が進んでいる。

 ●いま何が起きているか。ファクトを積み上げた解説。
 そういう大転換期に日本はどうするか。世界はどうしているか。海外企業はすでに一歩先んじて新市場の獲得に動いたり、エネルギーミックスのM&Aを仕掛けているが、日本はまだその取り組みの端緒についたばかり。
 日本の商社はそのなかでもおしなべて強い。三菱商事のインドネシアのLNG開発、三井物産のモザンビークでの天然ガスの開発など、著者は実際に現地に行って取材。彼らのネットワークの作り方など驚嘆するしかないが、その様子をつぶさに伝える。
 国家としてはアジア連携を考えるとき。インフラが弱いアジア各国を巻き込みながら、開発・備蓄も一体化して行うべきだろう。

第1章 エネルギー大転換が始まった――20世紀型秩序の破壊と再生

第2章 果てしなき消耗戦――最新エネルギー地政学

第3章 石油会社が石油を売らなくなる日――地球温暖化とイノベーション

第4章 消える垣根――エネルギー大競争最前線

第5章 エネルギーの未来と日本の選択――長期戦略への視点

松尾 博文[マツオヒロフミ]
著・文・その他

内容説明

複雑に絡み合う変化を、「現場発」で解説!世界の地政学や経済・産業などの様々な場面で同時進行する変化を、エネルギーの糸でつなぎ合わせた。

目次

第1章 エネルギー大転換が始まった―20世紀型秩序の破壊と再生(対立と繁栄の海;低炭素シフトは止まらない;制度疲労起こす中東;3・11と日本のエネルギー危険)
第2章 果てしなき消耗戦―最新エネルギー地政学(我慢比べ、勝者はシェールオイル;「米国第1」の波紋;100年目の中東再分割;転機のオイルマネー)
第3章 石油会社が石油を売らなくなる日―地球温暖化とイノベーション(再生可能エネルギーの価格破壊;加速するEVシフト;東芝・WH問題が突きつけるのは;誰がLNG市場を制するのか)
第4章 消える垣根―エネルギー大競争最前線(電力は成長産業;台頭する中ロ国策企業;商社というエネルギー会社;総合エネルギー会社の胎動)
第5章 エネルギーの未来と日本の選択―長期戦略への視点(誰が原油輸送路を守るのか;長期の道筋をどう描くか;21世紀のエネルギー戦略への視座)

著者等紹介

松尾博文[マツオヒロフミ]
日本経済新聞社編集委員兼論説委員。1989年東京外国語大学アラビア語学科卒、日本経済新聞社入社。産業部(現企業報道部)でエネルギー、機械・プラント、航空宇宙、商社などの業界を、経済部で経済産業省、外務省を担当。その間、テヘラン支局、カイロ支局、ドバイ支局に駐在し、湾岸戦争やイラク戦争など中東の動乱や国際エネルギー情勢を取材。2011年から現職。エネルギー問題やインフラ輸出、中東・アフリカ情勢などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

78
20世紀は中東と石油を両輪とする世界。21世紀、特に石油のピーク予想2030年以降は、天然ガスと再生可能エネルギーの世界であるとする。それに関する様々なキーワードを著者は新聞記者らしく展開。例えばサウジ系シェルとイラン系出光の合併に始まり、丸紅のスワイハン太陽光発電所の驚異的コスト迄、新鮮な情報に富む。各電力会社の資産査定が始まっているというのも新鮮な情報。電気エネルギー的潮流としては、大規模集中型で確立済の電力システムが地域分散型電力システムの再生可能エネルギーへ、という潮流につき様々な知識が学べる本。2018/08/20

香菜子(かなこ・Kanako)

38
「石油」の終わり エネルギー大転換。松尾博文先生の著書。地球環境や温暖化対策の点で問題がある石油の時代から、地球環境に優しくて温暖化対策にもなる再生可能エネルギー時代に向かうの流れはもう止められないし、世界の常識になっている。その具体的な中身が学べる良書です。2018/10/24

Francis

15
今だに主要エネルギーである石油。その石油が主要エネルギーではなくなりつつある現状をレポート。アメリカのシェール革命によるエネルギー自給と、それに伴う産油地帯の中東地域とアメリカとの関わりの変化、電気自動車や再生エネルギーのイノベーションによる石油需要の減少…など、石油をめぐる諸事情を現場から大胆に伝える。これは現代を知る上で読んだほうが良い。2019/01/22

てつJapan

9
【〇】2017年あたりのエネルギー産業事情を復習するのにいいと思います。文献や記事を集めた優等生的な印象で、もう少し現場で取材した生の声と展望が欲しかったです。2018/03/25

kk

6
バイデン政権前の著書。シェール革命によって原油がなくなるという論説があったが今はシェール革命ではなく再エネによっての原油の需要減が論調。数年でがらっと変わるもんだな2021/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12651461
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。