出版社内容情報
情報力も人間力もなく、本部お勧め商品を売るだけ。そんな銀行も銀行員も、すべての仕事はAIにとって代わられます!
内容説明
AI、フィンテック、ブロックチェーン…内にも外にも行き場のなくなる人たち。生き残るのは「意外」な人材?
目次
第1章 変わる市場とニーズにどう応えるのか
第2章 金融機関はいつからサービス業でなくなったのか
第3章 AIでいらなくなる行員
第4章 フィンテックが変える銀行業務
第5章 「デキる」人材は埋もれている
第6章 地域金融機関の存亡
第7章 大手行の存亡
著者等紹介
岡内幸策[オカウチコウサク]
ディー・ディー・マイスター(株)代表取締役。1956年生まれ。神戸大学法学部卒。富士銀行(現みずほ銀行)を経て、不動産証券化・REITの資産評価、経営コンサルティングを行うディー・ディー・マイスター(株)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
99
題名の割には比較的内容はまともです。銀行の業務がデジタル化によって影響を受けそれが行員の処遇にどのような影響を与えていくのか、最近の金融行政の取り組みも書かれています。元銀行員の方が書かれているのでよくわかっている感じです。ただ矢張り分野の関係で投信や不動産についての部分が多く書かれている気がしました。2017/06/05
えちぜんや よーた
79
今さら銀行業界に就職するわけでもないので他人事のように読んだ。個人的に決済サービスで銀行の牙城を崩そうと考えているので、既存の銀行が置かれている状況がざっくりと分かった。日本人の嫉妬心をくすぐってささやかな満足感を得られそうなタイトルだけど、ちゃんと銀行業界の内情を分かってないと週刊誌を読んだときに得られる「清涼感」は感じられないと思う。そこは日本経済新聞出版社、編集者が筆者の暴走を抑えているような印象を受けた。ただ銀行員が大失職するにしても、具体的な対策について少しツッコミが足りないような気はする。2017/11/26
メタボン
23
☆☆ タイトルにあおられて読んだものの底の浅い印象。振り返ってみればこの方の著作、前も読んだことがあった。インターネットで検索して得られる周辺情報をただ単に詰め込んだだけでは読んで血肉となる書にはなり得ない。厳しい言い方になったがそんな印象しか残らなかった。2018/02/28
highsax @ シンガポール
18
★★☆☆☆ 印象的なタイトルとは裏腹に、世間に散らばる断片的な情報をまとめた感が強く、具体例に欠ける。 特に繰り返し出てくる「フィンテックやAIの進歩で、仕事が無くなる」という言葉は、もう少し具体例があれば分かりやすいのに。各行のアニュアルレポートや、証券会社のアナリストレポートを読んだり、実際に最新のサービスを使った方が勉強になる。 どうもAIやブロックチェーンを魔法のように盲信している気がする。確かにそれらを使えば効率良いサービスが安価で提供できるけど、どう使うか考えるのは人間の頭。 2017/07/09
ともひろ
17
確かに金融という仕事の未来は明るくないかもしれない。しかし著者の見解を字面通り受け取るわけにはいかない。内容も事実誤認の箇所もある。何かしら提言があるわけでもなく、少し残念な内容でした。2017/07/31