日本経済最後の戦略―債務と成長のジレンマを超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532357221
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

過剰債務を抱え長期停滞する日本経済。脱出策は何か。インフレーション、金融抑圧など若手論者がタブーを恐れず、大胆に政策提言。

内容説明

あらゆる手段を総動員し、長期停滞から脱却する。この国を、ふたたび上昇気流に乗せるには、いま何をすべきか。若手エコノミストがタブーを恐れず、具体的な政策を提言する。

目次

序章 長期停滞に陥る日本と世界
第1章 債務の罠
第2章 日本の公的債務―持続可能性は今すぐ失われるのか
第3章 日本の「法外な特権」―世界最大の債権国として
第4章 政府債務の蓄積と経済成長・投資の低迷―パブリック・デット・オーバーハングと外貨準備によるクラウディング・アウト
第5章 債務縮小に向けた政策オプション―経済成長、増税・歳出削減、債務の再編、インフレーション、そして金融抑圧
第6章 債務縮小の進め方
第7章 長期停滞の終焉―金融、財政、為替の崖を超えて

著者等紹介

田代毅[タシロタケシ]
1983年生まれ。2014年ハーバード大学ケネディスクールにて公共政策修士号を取得。経済産業研究所コンサルティングフェロー。国際金融、債務問題などを専門とする。ハーバード大学ではカーメン・ラインハート、ケネス・ロゴフ両教授と共同で金融危機や債務問題、経済成長などの研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Moloko

5
金融の視点から日本経済の長期停滞と債務の関係について分析したもので、「金融抑圧」等の用語も初見だったのでなかなか勉強になった。過大な債務が積極的な財政出動を躊躇させ、需要も伸びないから経済成長せずに債務も残存する悪循環に入ったとも見方もあるし、少子高齢化で需要が下がり、人的資本も度重なる経済不安定で蓄積されずに所得が伸び悩むことも考えられる。金融自由化をすると国内から資本が流失して国債も国内の買い手が減っていって結局は成長に結びつかないという説も面白いと思う。しかし、国内で投資すべきものは何だろうか2017/08/08

akanishi

0
債務論が面白そうなことはわかった。背景説明、用語説明がなく、書きぶりが難しい。中級向けか2018/06/22

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