出版社内容情報
賃貸住宅の契約時に必要な賃借人の連帯保証人を代行する「家賃債務保証」。その現状から実務のポイントまでわかりやすく解説!賃貸住宅の契約時に必要な賃借人の連帯保証人を代行する「家賃債務保証」。
・肉親であっても保証人を頼みたくない人、頼めない人
・高齢者
・外国人
など、保証人の確保が困難なケースの増加により、家賃債務保証を必要とする賃貸住宅は急速に増えています。
賃貸不動産市場においてはスタンダードなサービスになりつつあるものの、その業務内容・業界の実態は広く社会に知られているとは言えません。そのため、賃借人はもちろん、賃貸人、管理会社においても、間違った理解によるトラブルが発生しています。
本書は急速に利用が拡大している家賃債務保証の実態と実務をわかりやすく紹介する初の解説書。実務のポイントから今後の展望まで、実例を織り交ぜながら包括的に説明します。
中島 拓[ナカジマヒラク]
株式会社ジェイリース代表取締役会長
1957年大分県大分市出身。1980年中央大学法学部卒。同年株式会社拓成入社。2004年、ジェイリース株式会社設立。代表取締役社長兼会長に就任。株式会社ジェイリース代表取締役会長。NPO法人民間住宅安定化全国支援組織理事長。一般社団法人全国賃貸保証協会専務理事。大分経済同友会会員。
内容説明
増加する高齢者・外国人、希薄化する家族関係、増える空き家―家主と借り手をつなぐ新サービス!実態と実務がわかる初の解説書!
目次
第1章 家賃債務保証とは何か(家賃保証と家賃債務保証;家賃債務保証の利用者;家賃債務保証の業界)
第2章 家賃債務保証のビジネスモデル(賃貸借契約における家主と保証人の利害;判例の積み重ねによる論点の整理;ビジネスモデルの確立)
第3章 家賃債務保証に関するトラブル(トラブルの原因は理解不足と周知不足;具体的なトラブル事例)
第4章 家賃債務保証の業務(賃借人の信用補完による「貸し渋り」の改善;延滞家賃回収の実務)
第5章 家賃債務保証の課題と展望(連帯保証人の断り文句;民法改正による連帯保証人負担の軽減;機関保証の必然性;コンプライアンスの担保が鍵;企業倫理と賃貸不動産経営;人口減少社会において家賃債務保証業が果たす役割;社会インフラとしての機関保証)
著者等紹介
中島拓[ナカシマヒラク]
ジェイリース株式会社CEO代表取締役。1957年大分県大分市生まれ。73年大分大学教育学部附属中学校卒業。76年大分県立大分上野丘高校卒業。80年中央大学法学部卒業。同年株式会社拓成入社。2004年家賃債務保証を主な業務とするジェイリース株式会社設立、代表取締役社長に就任(現職)。16年6月東証マザーズに株式上場。NPO法人NORS(民間住宅安定化全国支援組織)理事長。NPO法人大分県海外教育支援機構名誉理事長。一般社団法人全国賃貸保証業協会(LICC)常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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