片山善博の自治体自立塾

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532356453
  • NDC分類 318
  • Cコード C3033

内容説明

地方消滅を恐れる前にやるべきことがある。存在意義さえ問われる議会・議員や教育委員会、そして行政運営。現場を熟知した地方自治の論客が、自治体が抱える問題の病巣を指摘し、健全化への処方箋を示す。

目次

「考える力」を養うには 専門家活用など自ら工夫を
「公正は自治の本」 自立には「公正」が不可欠
「公正」を実現するには 口利きでなくシステム改善で
危機対応力は自立の基礎 現行防災体制の総点検を
「独自立法」重要性認識を 問われる議会の立法能力
慣習を見直し、思い込みを排す 議会は市民の目線で順次是正を
教育委員会の再生・自立には 委員の人選厳格に、処遇改善も
現場と時代に対応した組織か 縦割り・慣例の弊害から脱却を
地域経済の自立に向けて 各産業で地産地消に挑戦を
地域の知的自立に多面的貢献 地元の大学・研究機関の活用を〔ほか〕

著者等紹介

片山善博[カタヤマヨシヒロ]
1951年岡山県生まれ。74年東京大学法学部卒。自治省(現・総務省)入省。固定資産税課長、府県税課長などを歴任し、98年退官。99~2007年鳥取県知事。07年4月から慶応義塾大学教授。2010年9月~11年9月民主党政権で総務大臣兼地域主権推進担当大臣。2011年9月に慶応義塾大学に復職。現在、慶應義塾大学法学部教授、兼ねて鳥取大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

4
地方自治体は国への依存から抜け出せず、地方議会はその自治体の首長への依存から抜け出せない。財源がないから独自の政策をうてないと嘆く前にできることはある。特に議会には提出された予算を修正できる権利があるのにそれをほとんど行使していない、というのは驚きだった。住民を無視し形骸化している議会に疑問を持たない議員の集まりではそりゃ住民から信頼されないわ……2015/06/18

よし

3
鳥取県知事や総務大臣などを歴任した片山さんによる36の自治体論。財政、議会、教育委員会などをめぐる課題や処方箋をコラム風にまとめていて読みやすい。県や市町村ってどんなことをしているのか見えにくいので、入門書として読んでも良いかも。“国から自立していない地方自治体“は自立しようと考えているのでしょうか。2016/06/21

あさひ 

0
地方自治のさらなる発展のため、議会・執行機関等の自立が必要であると主張する本。 こういう本では基本的に役所・議会批判で終始することが多いが、批判のみならず提案を逐一行っているのが本書の特徴。首長経験者だからこその視点ともいえる。 印象に残ったことは、議会の形骸化とその対策として事務局の強化及び議員の意識改革。議員は選挙で選ばれた住民の代表であるのだから、議会で決められた質問ばかりをしているのではなく、条例の「製造責任者」としてもっと活躍してもらいたい。2015/11/21

0nii3

0
地方自治に興味を抱き、勢いで読了。地方が自治するためには公正が大本質であることを改めて実感。透明性を確保した情報公開、意思決定システムの構築、国にばかり頼らない自立、これらが地元で実現されるよう、地方行政を見ていきたい。2021/06/20

たく

0
☆☆☆☆2020/05/16

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