内容説明
「2年で2%」は実現するのか?日銀出身のBOJウォッチャーだから読み解ける、緩和策の狙い、効果、副作用。
目次
第1章 日銀は負けたのか(「アベノミクス」の「第一の矢」;「世界標準」としてのインフレ目標;「時間を買う政策」)
第2章 中央銀行の通貨戦争(円高デフレ;「アベノミクス」と円安への転換;日銀とFRB)
第3章 国債買入れの得失(長期金利を下げる政策;日米の「量的緩和」と長期金利;「財政ファイナンス」)
第4章 デフレ期待をインフレ期待へ(二〇一三年四月四日;Q Squareによる政策効果;冷静になって考えること)
第5章 私たちの金融政策(日銀は変わった;二〇〇四年に学ぶ;金融政策は誰のものか)
著者等紹介
井上哲也[イノウエテツヤ]
野村総合研究所金融ITイノベーション研究部長主席研究員。1985年東京大学卒、日本銀行に入行し重積務国問題を担当。その後、米イェール大に留学、92年に経済学修士を取得。日銀に復帰後、邦銀の国際業務のモニタリング、福井副総裁(当時)秘書、IT革命の影響に関する研究や、『新しい日本銀行』(公式解説書)の編集等に従事。植田審議委員(当時)専属スタッフを担当後、金融市場局で担当総括として外為市場のモニタリングや、参事役としてBIS等の国際金融会議に参画。2008年に野村総合研究所に転じ、「金融市場パネル」の運営等を通じ日米欧の中央銀行の政策に関する調査と発信を行っている。経済誌への寄稿や経済専門メディアへの出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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手押し戦車
k_jizo
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