内容説明
途上国の貧しい農民の多くが、「自分は幸せだ」と答える理由は?GDPや所得では把握できない人々の“幸福感”をどのようにつかめばよいのか。世界的な調査、哲学的な議論を踏まえ、わかりやすく解説。
目次
第1章 幸福―新たな経済学(用語の使い方について;幸福の経済学のアプローチ ほか)
第2章 幸福とは何か―行為者性と厚生の理論(アリストテレス対ベンサム;経験された厚生と期待される厚生 ほか)
第3章 世界各国の幸福―何がわかっているか(中南米、ロシアとOECD諸国との比較;移行経済における幸福―中央アジア、キューバ、東ヨーロッパの場合 ほか)
第4章 適応理論とその他のパズル(不幸な成長、不満な成功者、より不幸な危機;幸せな農民と不満な成功者 ほか)
第5章 GNHかGNPか?(幸福の指標が教えてくれるもの―私たちが学んできたもの;「幸せな農民と不満な成功者」再び ほか)
著者等紹介
グラハム,キャロル[グラハム,キャロル][Graham,Carol]
ブルッキングス研究所グローバル経済・開発担当シニアフェロー兼チャルーズ・ロビンソン外交政策チェア。メリーランド大学カレッジパーク校公共政策学部教授。1962年生まれ。世界銀行チーフエコノミスト室勤務、IMF副専務理事特別顧問、米州開発銀行副総裁特別顧問などを経て現職。プリンストン大学でA.B.、ジョンズ・ホプキンス大学でM.A.、オクスフォード大学でPh.D.取得
多田洋介[タダヨウスケ]
内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部企画調査課課長補佐。1973年生まれ。1996年東京大学経済学部卒。同年経済企画庁(現内閣府)入庁。経済協力開発機構日本政府代表部などを経て現職。ハーバード大学大学院修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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