内容説明
欧米に勝る豊富な資金力。アジアの旺盛な投資需要。シニアが持つ巨額資産―。今こそ、金融復活、最後のチャンスだ。
目次
第1章 金融復活最後のチャンス(低迷市場に育つ成長の芽;金融は虚業ではない;東京市場の栄枯盛衰30年 ほか)
第2章 「企業育成」という原点こそ成長の源(企業育成こそ融資の王道;激減した不動産担保融資;野村証券の再出発―市場拡大を牽引できるか ほか)
第3章 アジアの成長を取り込む(アジアのインフラ事業に資金を供給;発展期を迎えたアジア―戦略モデルは過去の日本;邦銀を支える多彩な国籍の人材 ほか)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんたろう
0
アジア化する邦銀大手の姿が見える。証券市場に関しては耳たこの貯蓄から投資へレベルの話以上のものは特にない。2013/03/10
koji
0
日経新聞が発足させた金融力再生会議をもとにした、新聞の連載記事の集約版で、日本の金融機関の現況が手際よく纏められていて、頭の整理には役立ちます。目を引いたのは、平野トヨタフィナンシャルサービス副社長の「日本の銀行の課題は現場力を高められるか。商業銀行は製造業の工場に似ており、一番重要なのは、事業のオペレーションをしかっりと組み立てて、ITも取り入れコストを下げていくこと」です。特に貸出現場はこの視点に欠ける点が多いようです。実は「この先」にもっと大切な点がありますが、それに繋げる上でも有用な議論です。2013/05/06
-
- 和書
- 鯨と生きる