内容説明
世界最大級の資産運用会社の創業者が、長年にわたり顧客に送り続けてきたレターを元に、成功する投資哲学を伝授。
目次
二次的思考をめぐらす
市場の効率性(とその限界)を理解する
バリュー投資を行う
価格と価値の関係性に目を向ける
リスクを理解する
リスクを認識する
リスクをコントロールする
サイクルに注意を向ける
振り子を意識する
心理的要因の悪影響をかわす〔ほか〕
著者等紹介
マークス,ハワード[マークス,ハワード][Marks,Howard]
オークツリー・キャピタル・マネジメント会長兼共同創業者。ロサンゼルスを拠点とするオークツリー・キャピタル・マネジメントは運用資産800億ドル以上を誇る投資会社で、ハイイールド債投資や不良債権への投資を得意とする。ペンシルベニア大学ウォートン・スクールにて金融を学び、シカゴ大学経営大学院にてMBAを取得
貫井佳子[ヌキイヨシコ]
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業。証券系シンクタンク、外資系証券会社に勤務後、2002年よりフリーランスで翻訳業に従事。「フォーブス日本版」の翻訳記事を数多く手がける。日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
41
名前だけを聞いている本を試しに借りて読む。平均点の利益を目指すインデックス投資よりも優れた利益を手に入れるにはどうすればいいのか、その具体的な方法や考え方を論じる。タレブの考え方、ブラックスワンの意味などにも言及。これは名著。凡百の投資Youtubeのレベルに飽き飽きしている人にぜひ。近いうちに購入しようと思った。2023/11/18
あつき
27
逆張り発想。本質的価値と実際の価格が乖離した時に売買しろ。暴落時に"どんな価格でもとにかく売らなければならない人"から買え。賢明な人が最初にやること、それは愚か者が最後にやることだ。サイクルが変動するタイミングや振れ幅は予測できないため、自分が今サイクルのどの位置にいるのかを解明しろ。我々が投資先を探すのではない、向こうが我々を見つけるのだ。投資を完結させた後でも、それに付随していたリスクの大きさを知ることはできない。つまり、優れた決断とは、結果がわかる前の段階において、優れていると見なされたものだ。2023/02/28
shikada
23
投資家が、投資の思考やリスクの捉え方を伝える一冊。おそらく自分は、本書が想定している読者ではないと思った。本書は、市場平均を上回る利益を得ることを目標とする人向けに書かれている。継続して高い利益を上げている投資家の考え方は参考になったけれど、自分には実践できない。おとなしく山崎元さんの本を読んでインデックスを買っていよう。2020/06/01
uminoko
20
投資についての思考方法を学ぶ本。この本を読んだからと言ってすぐに大金が手に入るわけではないが、自分が迷った時の道標になりそう。この本を読むと投資はギャンブルではなく、知識と深い思考の元で行わなければいけないと思いました。2023/10/03
ライアン
20
これは良書。素晴らしいの一言に尽きる。いかに周りの空気に流されず冷静な目で物事を見るのが大事なのかと。投資のみならず生き方についてみも書かれた本だと思う。2017/03/23