内容説明
一刻も早く危険水域から脱出せよ。経済危機の連鎖がいかに日本経済の行方を左右するかをグローバルな視点からコンパクトに解説。
目次
序章 「遠い国のこと」では済まされない(ユーロとは何だったのか;ユーロ導入の本当の理由 ほか)
第1章 「ユーロ」の寿命(ユーロ崩壊?;すべてはギリシャから始まった ほか)
第2章 危機は地球を回る(世界を不安にするユーロ;世界の中のユーロエリア ほか)
第3章 日本の立ち位置(ユーロ危機と日本;ユーロ危機の経済的影響 ほか)
著者等紹介
嘉治佐保子[カジサホコ]
1960年東京生まれ。82年慶應義塾大学経済学部卒業、84年同大大学院経済学研究科修士課程修了、経済学部助手。85年ジョンズ・ホプキンス大学経済学部博士課程留学。88年イェール大学経済学部訪問大学院生。91年慶應義塾大学経済学部助教授、92年ジョンズ・ホプキンス大学より経済学Ph.D.取得。現在、慶應義塾大学経済学部教授、プロフェッショナル・キャリア・プログラム・コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こんじろん
7
入門書かなと思って読んだのですが、僕にとっては呪文でしたorz2013/01/08
kumonosuke
2
一昨年あれほど騒いだユーロ危機はどこへやら。ユーロは130円まで値上がりしてしまった。ギリシャ、ポルトガル、スペイン等はユーロから離脱した方が一国に取ってみれば有利となりとの記載があったが、実際そうなんだろうと思う。経済状況が全く異なる、国が同じ通貨で統合されていること自体かなりの無理を感じる。2013/09/29
tetsu
2
★3 混迷を増す欧州経済。雇用の創出と財政再建が緊急の課題だが、財政再建を強力に進めるための政権は国民の支持を得られにくいので、一筋縄には行きそうにない。 ただ財政が危機的状況にあるのは日本も同じ。 いろいろと閉塞感が漂うこのごろ。 世界規模のカタストロフィーが起きるのか。2012/10/23
Humbaba
1
ユーロは,自国では様々な障害によって改善できないが,このままでは行けないという部分を正すために有効であった.確かにそれによって様々な歪が生じ,問題が発生していることは事実である.しかし,いずれ日本もそのような問題に対峙しなければならない日がやってくるだろう.2012/10/24