内容説明
元カレのプレゼントと試験勉強の意外な関係とは?コンビニ弁当から転職を考えると何がわかるか―定番ルートをひたすら進むのではなく、ほんの少し視点を変えて世の中をみるだけで、生き方の選択肢をかなり広げられる。そんなヒントとアイデアをふんだんにちりばめた一冊。
目次
第1章 元カレのプレゼントと試験勉強の意外な関係―苦労した過去は忘れ、前を向こう
第2章 コンビニ弁当から転職を考える―見えていない選択肢を増やそう、世界が広がる
第3章 恋の告白と研究開発―まずは進んでみることだ。ただし、少しずつ進んでみよう
第4章 行列ができているラーメン屋に並んでみた―限られたものをうまく割り当てるには
第5章 二次会選びと就職活動の関係―「次」だけでなく「次の次」を考えよう
第6章 席を譲るのはむずかしい!―これからは自分のシグナルを発するとき
第7章 植林をする老人の話―それでも未来は続いていく
第8章 未来の目標管理―何をしたらよいか決められないあなたへ
著者等紹介
柳川範之[ヤナガワノリユキ]
1963年生まれ。父の仕事の関係で小学校をシンガポールで卒業、高校時代をブラジルで暮らす。大学も慶應義塾大学経済学部を通信教育により卒業。普通の若者の進路とはかなり異なる道を歩んだのち東京大学大学院へ進み、博士号を取得。現在、東京大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおたん
20
再読本。経済学から考え方を学び、人生の生き方を考えるキッカケとなり、生き抜く知恵を与えてくれる本です。「大事なことは、どう転ばないようにするか?ではなく、転んだ後、どう立ち上がるか?」を知ることができます。◆機会費用を考え、選択肢を広げて考える◆夢のポートフォリオを作り、分散投資をする。そして、順位を見直す。◆もったいない→過去を引きずっている◆取り返しのつく過去は気にしない。取り返しがつかない過去はさっさと忘れる。「サンクコスト」◆見えていない選択肢を探そう◆次善の策→迂回・代替ルートを用意しておく。2021/12/30
uD
17
くくりで言うと行動経済学になるのかな? 身近な事例を挙げながら、 ・「選ぶこと」の心理的コスト ・「機会費用」という考え方 ・「不確実性」にいかに立ち向かうか ・「オプション価値」 ・「ゲーム理論」 ・「目標設定」の考え方 などなど、多岐にわたって端的に書かれています。 著者自身も言っていますが、経済学のテキストではなく、生き方と考え方についての指南書でした。 良本だと思います。2018/07/21
あすなろ
11
経済学の本ではなく、普段の生活に活用出来そうな経済学の考え方が書かれている本です。変化の激しい現代、この本にあるように柔軟な考え方や生き方が出来た方が良いんだろうなと思いました。それと同時に、自分自身で生き方や考え方を狭めていたなと反省。タイトルにあるように、少し元気が出ました。2014/02/09
おおたん
6
サクッと読め、しかも勉強になりました!タイトル通り、経済について、わかりやすい例えを活用しながら説明してくれます。サンクコスト、選び出すコスト、機会費用、手段と目的、オプション価値、希少性、自分のシグナル を発信、ライフサイクル、目標管理など。特に考えさせられたのは、自分のシグナル を発信してアピールすることや木を植える老人の話「他人や未来を思いやる気持ち」などは「コロナ禍の今」考えさせられます。少し古い本ですが、経済についてやこれから価値観が変わっていくことを受け入れたいと思う方にはおすすめです。2020/07/13
きやむた
3
経済学も血の通った考え方だなと思った。わかりやすい例えが多く腑に落ちた。全体的におもしろかったが強烈に記憶に残った感じはしない。不思議だ。7点2017/03/02
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