「失われた十五年」と金融政策―日銀は何を行い何を行わなかったか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532353315
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

経済史上稀有なデフレと長期不況打破のため執られた市場経済活性化策とは、どんなものだったのか。異例ずくめの「非伝統的」金融政策の流れを包括的に整理し、その意味づけと評価を整理したわかりやすい解説書。

内容説明

バブル崩壊後、未曾有の長期不況に陥った日本経済。ゼロ金利政策・量的緩和政策・インフレ目標導入の是非などをめぐり交わされた激しい議論の重要ポイントを整理し、将来への教訓を示唆する刺激的な解説書。

目次

第1章 平成不況下の日本の金融政策
第2章 量的金融緩和とは何だったのか
第3章 「ゼロ金利制約」下のさらなる緩和手法―非伝統的金融政策の類型論
第4章 インフレをどう起こすか―クルーグマンの主張したこと
第5章 「失われた十五年」期の日銀政策をどう評価するか
第6章 日本の金融政策環境をめぐるいくつかの問題
第7章 現代の金融政策が直面する問題
終章 要約的総括

著者等紹介

田中隆之[タナカタカユキ]
1957年長野県生まれ。1981年東京大学経済学部卒業、日本長期信用銀行入行。産業調査部、調査部ニューヨーク駐在、市場企画部調査役、長銀総合研究所経済調査部主任研究員、長銀証券投資戦略室長チーフエコノミスト、専修大学経済学部専任講師などを経て、専修大学経済学部教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

5
IS-LM分析は具合が悪いというと、公務員試験の定番であるが、どうなのか(106ページ~)? 金融緩和でLM右シフト。景気回復→インフレ率↑→インフレ容認(=金利上げる情勢でも上げない)→インフレ期待(150ページ)との説明。今は意図的にインフレを招来しようとしているが、消費低迷していて増税やTPPとかいうことになると、益々厳しいと思えてしまう。アベノミクスの成否は、今後どのように表れることで評価されるか。モノ余り=過剰在庫、物価高、消費低迷、負担増では、庶民は黙っていないだろう。ゴミが増えれば環境破壊。2013/04/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/459387
  • ご注意事項