内容説明
地域間格差なんてない!最強の地域エコノミストが「デタラメ」を切る。日本の子供の数は減っていない。小売販売額が増えているのは沖縄県だけ。工業の活性化は地域振興に結びつかない―。平成合併前の3200市町村の99%を訪れた経験にもとづいて明らかにする、負けない地域の作り方。
目次
第1部 地域経済を襲う衝撃を読み解く(人口減少から地域力を読み解く;「老いる東京」の衝撃;忍び寄る「消費者不足」不況;地域振興戦略の勘違いを正す)
第2部 地域の実力を実測する(「地域間格差」を「都市圏」で読み解く;本当に勝ち組なのか;意外な実力の背景に迫る;不振を生み出す元凶を探る;東京に依存しない国土構造を)
著者等紹介
藻谷浩介[モタニコウスケ]
日本政策投資銀行地域振興部参事役。1964年山口県生まれ、88年東京大学法学部卒、同年日本開発銀行(現、日本政策投資銀行)に入行、92年コロンビア大学経営大学院留学、2003年同行地域企画部参事役、07年より現職。平成合併前の3200市町村の99%を訪れ、データと現場の実例を基にまちづくり問題を分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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仲本テンカ
6
数値などによく惑わされる私。そんな私に、「○○率よりも実際の数で景気の好不調をみましょう」と諭す藻谷さん。たいへん分かりやすかったです。その中でも景気好調No.1が、沖縄県な事には驚きました。また、東京・大阪の2025年度をピークとする超高齢化社会。その社会の変化によって、両大都市が没落する可能性があるという説にも驚きました。この先の超高齢化社会への変化によって、私たちの「常識」は大きく変わっていくのでしょうか。不安もありますが、楽しみでもあります。藻谷さん、毒を入れずに文章書けたんですね。2013/03/08
ほじゅどー
2
出生率よりも出生者数こそが重要。高齢化率よりも高齢者数に注目すべきだという筆者の意見には納得できる。高齢化に伴う社会負担額を計算するには高齢者の絶対数が大事なので。。。 危機的ともいえる日本の高齢者絶対数増加にどう対応するのか?2012/01/07
Satoshi Murai
1
読了2015/04/14
hixxxxki
1
データを実際に見ることの重要性を教えてもらった。2014/03/01
Takeshi K
1
○とても参考になります。2012/05/17