内容説明
遠山の金さんが見抜いた米先物取引のカラクリとは?“テロ”にも先物市場がある?1字違いでノーベル賞を逃した男―わかりやすいエピソードを読むうちに先物やオプションなど派生証券取引の真の意味を会得できる、楽しい入門書。
目次
第1章 これから、涙なしのデリバティブのはなし(デリバティブとは;デリバティブの本質を考える ほか)
第2章 賢者は歴史に学ぶ―堂島・米先物市場が語るもの(大阪堂島に世界最初の組織化された先物市場があった!;堂島米市場における情報テクノロジー ほか)
第3章 オプション―権利の売買をめぐる悲喜劇(オプションとは;保険はオプションである ほか)
第4章 オプション理論、そんなものは怖くない(ブラック=ショールズ・モデルに挑戦;ブラック=ショールズ・モデルはハウツー本から得られた? ほか)
著者等紹介
森平爽一郎[モリダイラソウイチロウ]
1947年生まれ。69年・学習院大学経済学部卒業、85年・テキサス大学オースチン校経営大学院博士課程修了(Ph.D.取得)。福島大学経済学部助教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、日本保険・年金リスク学会副会長。専攻は応用ファイナンス論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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がっち
4
デリバティブ三冊目 取引所の歴史の下りはほかの本にはないところで興味深く読めた。またむずかしくかたっていないので読みやすい。2012/01/10
はまおか
1
デリバティブという複雑な概念がよくわかりやすくよくまとまっていると思う。昔学生の時に勉強したデリバティブの概念を総ざらいするにはちょうどいい本だった。今やこのデリバティブやオプションの概念は常識として知っておくレベルになってきているだろうと思う。是非一読をしてみてほしい。2012/01/03
tamagotree
0
非常に興味深い内容であったが、デリバティブの実務に関しての情報の記載は無い。また、最終章のオプションのブラック・ショールズモデルに関しては、やはり理解できない説明であった。2009/01/19
uuuki
0
米の先物は大阪発祥って言うのは知ってたけど、細かい部分まで解説されててためになりました。オプションの説明もわかりやすく、もう少し勉強してみようと思いました。2013/03/12
ユウ
0
デリバディヴについて、日本では江戸時代から先物取引としての米交換が行われていたことが驚きであり、保険から不動産までデリバディヴに該当するものは多い。2020/07/09
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